「フード・インク」

2008年アメリカ
原題：Food, Inc.

アメリカの食品産業に潜む問題点に切り込んだドキュメンタリー。
広大な農場に散布される農薬、遺伝子組み換え問題など、
大量生産低コストの裏側にあるリスクを伝え、オーガニック・フードの本当の価値を訴える。

前に観たドキュメンタリー映画「いのちのたべかた」を思い出した。
「フード・インク」の方が普通に分かりやすい創り。
あのモンサント社にも切り込んでるところがミソかな。
この作品から10数年、、アメリカではモンサント社の除草剤は販売停止になったようだが、
我が国日本は普通にCMやって販売してるそうな。
遺伝子組み換えなどの表示も無し、、って狂ってる。。。

今や、悪名高きアメリカよりも地に堕ちた日本。
もはや先進国ではないだろ。今の状況、政治も国民も、手遅れなのか？

世の中の沢山の人が観るべき1本。

https://www.youtube.com/watch?v=WpSH8egecrw

「罠 Deep Trap」

2015年韓国
原題：함정／Deep Trap

子供が出来ずにぎくしゃくしてる夫婦が旅先の孤島で遭遇するサスペンス。

人気俳優のマ・ドンソクが悪役！
一見悪そうで実は優しい力持ちのおじさん、、がウリだったのが、、
マンネリ打破、芝居の幅を広げる為なのか、、ホントのワルに。。。
こういう役でデビューしてたら普通に悪役専門の役者さんになってたんだろな、、って。

久しぶりに聴いた「実はを元にした、、」韓国映画。
いやいや、、かなり盛ってるでしょ。笑

ドンソクの女房？妹役の女優さんのセクシーな罠に文字通りやられる、、1本。

https://www.youtube.com/watch?v=gkXT2HRUgi4

「ドミノ 復讐の咆哮」

2019年デンマーク・フランス・イタリア・ベルギー・オランダ
原題：Domino

同僚を自分の不手際で殺され犯人すらも取り逃がした刑事のサスペンスアクション。

期待して観てたんだけど、、うむむ、、なんか冴えないなあ。
オチもうむむ。。
久しぶりに観た気がするブライアン・デ・パルマ監督作。
まだまだ頑張ってほしいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=oyGtSOOkHjo

「羅生門」

1950年日本
モノクロ

ご存知、黒澤明監督の名を世界に知らしめた名作。
原作は芥川龍之介の短編小説『藪の中』と『羅生門』。
ある武士の殺害事件の目撃者や関係者がそれぞれ食い違った証言をする姿をそれぞれの視点から描いた物語。

いやあ、面白かった。
これって後によく見る「裁判でそれぞれ矛盾する証言から真実を暴いていく」パターンの
元祖なんだろね。流石の黒澤、世界の映画に影響を与えてます。

御馴染み三船敏郎が魅力的なのは当然なんだけど、、森雅之も三船以上に濃い顔だよなあ。笑
で、眉毛の無い京マチ子。最初はちょっと気持ち悪かったけど、、
クローズアップされていくとどんどん妖艶に、、
晩年のおばさん顔しか知らない世代にはなんとも感慨深いものです。

自分の命よりもプライドの方が大事な時代だよなあ。
それもまた俯瞰で観ると人間って愚かで滑稽で哀しい、、よねえ。

https://www.youtube.com/watch?v=fORdVeWxiwA
予告編。本編になかったシーン多いのは果たして。。。

「フォードvsフェラーリ」

2019年アメリカ
原題：Ford v Ferrari

自動車メーカーであるフォード社が1964年のル・マン24時間レースに初参戦。
優勝を目指して奮闘する男達の実話を元にした物語。
主演はマット・デイモンとクリスチャン・ベール。

これはもう役柄も含めてマット・デイモンよりも完全にクリスチャン・ベール扮するレーサーが主役！
車、レースに全く興味のないオレでも楽しめる創りはナイス！
命をかけて頑張る男の姿はジャンル関係なくかっこいいよね。

まあ、それにしても組織って大きくなればなるほどメンドクサイよね。
そのイライラもこの作品の見所ですな。

https://www.youtube.com/watch?v=4rcKCkcp5gE