「スポンティニアス」

2020年アメリカ
原題：Spontaneous

生徒たちが突然爆発して死んでしまう怪事件が連続する高校を舞台に、
いつ爆発するかとおびえながら日々を過ごす高校生たちの恋や群像を描いた青春ラブストーリー。

え？コメディ？サスペンス？おふざけ？
小説が原作らしいけど、なかなか新鮮味があってナイスでした。
「スポンティニアス」という単語は「自然発生的」「自発的」で、「自由」という解釈もあるそうな。
必ず訪れる死を意識して生きる、、ってーのがテーマだと見えてくる。
うむ、ただ者じゃないな、この新人監督。

頭の固いジジババより若者の方がすんなり受け入れられるかもね。
密かに傑作、おすすめな1本。

https://www.youtube.com/watch?v=9pEAVDYUF_U

「おじいちゃん、死んじゃったって。」

2017年日本

ある日亡くなった老人の葬式を巡って、その子や孫家族の右往左往愛憎劇な話。

日本の葬式、親戚すったもんだあるある！

こんな映画ってホント日本は上手い。

よくある日常だけどドラマになるよね。

ツラくても捨てたもんじゃない人生と日常。

懐かしの伊丹十三監督「お葬式」を思い出した。

それよりも遥かに普通で庶民的な話。なんか好きなんだよなあ。

https://www.youtube.com/watch?v=zLcoGJVsz30

「ナイチンゲール」

2019年オーストラリア
原題：The Nightingale

イギリス植民地時代のオーストラリアを舞台に、家族の命を将校たちに奪われた女囚の復讐ロードムービー。

オレも勘違いしてましたがかの有名な看護婦さんの話では無い。
かなり生々しい悲惨な胸糞シーンをとやかく言う人もいるけど、悲惨な事が現実にあるからこそ
それを描写する事にこの手の映画は意味がある。
そんな人はディズニーだけ観てれば良い。

話はフィクションでもこんな人種差別、傲慢、無慈悲、横暴な時代があったのは事実。
アメリカに対してのこの手の作品は多数あるがイギリスの話はそういえばあまり無かった。
アメリカに負けず劣らずクソな事をやってた国なのを思い切り知らされた気分。

仕事と言いながら、こんな憎気最低クソ野郎を演じた役者に拍手。
腹がたって腹がたって血圧急上昇に要注意な1本。

https://www.youtube.com/watch?v=BWSs1Aw7_Tw

「Viva!公務員」

2015年イタリア
原題：Quo vado?／Where Am I Going?

公務員に執着する男が数々の上司からのリストア工作にめげずにすり抜けるコメディ。
邦題は他にも「公務員はどこへ行く？」「オレはどこへ行く？」が存在する。

世界中辺鄙な所へ左遷されてもめげない所が見所かな。なかなかワールドワイド。
基本おバカコメディなんだけど、個人主義なイタリア人気質がよく描かれててちょいとブラック。

考えてみればどこの国でも公務員ほど美味しい職業はないのかもね。
あと、イタリアってハゲ男がモテるのね。笑

https://www.youtube.com/watch?v=2Dixag8T3Lc

「フローズン・ストーム」

2020年アメリカ
原題：Centigrade
日本劇場未公開

吹雪のため車中に閉じ込められた夫婦が脱出を試みる話｡

実話という事だが諸々突っ込みどころ満載。
とは言ってもお好みのワンシティエーションパニックものなんで
それなりに楽しみました。

極寒脱出ものなら「フローズン」「フローズン・ブレイク」を思い出す。
寒い冬にあったかくして楽しむ1本。

https://www.youtube.com/watch?v=FuKTy9SbNZM