「あいつの声」

2007年韓国
原題：그놈 목소리、英題：Voice of a Murderer

愛する9歳の息子を身代金目的で誘拐された夫婦が犯人に翻弄される姿を描く。

1991年に実際に起きた実話を再現した作品。
名優ソル・ギョングとキム・ナムジュの熱演が痛々しくてツライ。

なんか名作「殺人の追憶」を思い出させる作品。
そういえば近年、この手の犯罪が減った気がするのは、、監視カメラが復旧したからかな、、と
ただ、警察に通報せずに解決した事案も我々が知らないだけで結構あるような気もする。
被害者のご夫婦の気持ちを察するとホントいたたまれない。

こういう卑劣な犯罪は後進国になればなるほど、もっと多いんだろな。
なんとも気が滅入る話です。

https://www.youtube.com/watch?v=12ReTvEYJ6I

「フロッグ」

2019年アメリカ
原題：I See You

とある町で連続して発生した少年の失踪事件や事件を捜査する刑事の自宅で
続出する奇妙な出来事を描く物語。

カメラワークや音楽など、良く出来たホラーだと思ってみていたら、、
後半、思いがけない方向へ、、ネタバレになるのでこれ以上は言えませぬ。
いわゆるどんでん返し系ね。

邦題は完全にミスリードを誘ってつけたわけだね。
原題がまさしく正しい！けどそれだけでネタバレにならないので流石です。

https://www.youtube.com/watch?v=wEPYgVmNXSM

「ファースト・マン」

2018年アメリカ
原題：First Man

人類史上初めて月面を歩いたアポロ11号船長ニール・アームストロングの
ミッションの葛藤と苦悩する家族の物語。
主演はライアン・ゴズリング。「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督作。

SFではなく史実に基づいているのでスゴくリアル。
当時の再現を観てると、こんな古くさいテクノロジーでよくもまあ、、というのがリアル。
結局、計画自体がソ連への牽制、アメリカのプライドで進められたというのが良く解る。
月面シーンでアメリカ国旗を立てるシーンが無かったと喚いたアホな議員がいたとか、
偉人伝ではあるがあくまでもアームストロングの自叙伝だと忘れてはならない。

そういえば小学生の頃、地元のデパートで「月の石」が公開されるっていうんで
親に連れられて行列に並んでほんの数秒間だけ拝見した記憶あり！
ありがたいのかなんなのか、ちっぱけだった記憶しか無い、、、何ともな微妙な経験でした。

https://www.youtube.com/watch?v=hRWrmTxFcbc

「博士と狂人」

2019年イギリス・アイルランド・フランス・アイスランド
原題：The Professor and the Madman

世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」誕生に隠された真実の物語を描く。
主演はメル・ギブソンとショーン・ペン。

生涯をかけて辞典を作るおっさんと人違いで人を殺した精神障害のおっさんの話だから
まあ、明るい話ではないのだが、、
あまりにも最初から最期まで暗くお固い話なんでなかなか疲れました。

こういう人たちがいてこそ歴史は作られていくんだな、と厳かな1本。

https://www.youtube.com/watch?v=t0KGFwiN3F8

「人数の町」

2020年日本

借金取りに追われていた男が連れて行かれた場所は、
衣食住完備の平和と秩序が保たれた奇妙な町だった。
中村倫也、石橋静河、立花恵理出演の不思議な物語サスペンス。

SF？ファンタジー？いや、某局の世にも奇妙な、、、だね。
なんか期待して観てたのだが、、うむむ、、後半失速、オチ弱過ぎ。
おいしい話には裏がある、、ってね、、の1本。

https://www.youtube.com/watch?v=ORtbv7Odmr0