サヨナラ!サヨナラ!サヨナラ!

映画鑑賞忘備録ブログ。あくまでも個人的主観による感想なので怒っちゃやーよ!No Movie No Life!

「VORTEX ヴォルテックス」

2024-12-04 05:30:21 | ヨーロッパ
2021年フランス・ベルギー・モナコ・オーストラリア
原題:Vortex
上映時間:148分 
 
心臓病を抱える夫と、認知症を患う妻、自らの死が迫る老夫婦の日常を、
2分割画面を使用し、それぞれの姿を同時進行で日常行動を映し出していく物語。
監督、脚本はギャスパー・ノエ。出演はダリオ・アルジェント、フランソワーズ・ルブラン、アレックス・ルッツ、キリアン・デレ、リリー・ブラウン・グリフィス。
 
毎度問題作のイカレ監督ギャスパー・ノエの新作。
彼にしては全うな創り。でも、そこはギャスパー監督、地味なんだけど奇をてらわずも一癖ある作品。
彼の作品はいつもは「無い無い」な話だが、、これは誰にでも「あるある」な話。
まるで長回しのドキュメンタリー。ナレーションも音楽も無し。
ちなみに主人公の夫役はホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督、役者初挑戦。
彼の部屋で流れるビデオがタルコフスキーの「惑星ソラリス」だったりするのが興味深い。
 
かなりヘビーな話だがこれは誰にでも起こる事。悪い事は重なったりするものだ。
人ごとではない話。オススメですが、、結構キツいんで覚悟が必要な作品。
 
『VORTEX ヴォルテックス』本予告【2023年12月8日(金)公開】
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「推しの子 シーズン2」

2024-12-04 05:27:08 | 日本
2024年日本  7月3日 - 10月6日  TVアニメシリーズ
上映時間:30分 全13話
 
亡くなったアイドルの息子と娘が成長して役者とアイドルとして頑張る姿を描くシーズン2。
脚本は田中仁、大内珠帆。声の出演は大塚剛央、伊駒ゆりえ、潘めぐみ、石見舞菜香、小野大輔、佐倉綾音、鈴村健一、内山昂輝、高橋李依。
 
アクアが役者として参加する舞台の場面がメイン。
今年旬の漫画原作者と脚本家との確執エピソードを取り上げたり
役者同士のライバル心エピソードは見応え十分。攻めるなあ。
架空の舞台もそのまま作品になりそうなクオリティ。
業界用語もいかにも、、ってね。
シリアスな中にも良いバランスでユーモアも。
不穏な雰囲気からのシメ。そしてシーズン3へ。
 
11月28日から実写ドラマシリーズがAmazon Prime Videoにて世界配信され、
映画が12月20日より東映配給にて劇場公開される、そうな。
おお!愉しみですな!!
 
『【推しの子】』第2期メインPV第1弾【2024年7月3日より放送開始】
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「流浪の月」

2024-12-04 05:24:03 | 日本
2022年日本    
上映時間:150分
 
孤独な青年が虐待されてる少女を自宅で匿った事で児童誘拐で逮捕。
その15年後に2人は再会して、、、てな物語。
監督、脚本は李相日。出演は広瀬すず、松坂桃李、横浜流星 、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子。
 
ヒロインの広瀬すずと子供時代の子役の白鳥玉季が違和感なく似てるのがナイス。
それにしても松坂桃李ってどんな役でもできるよなあ。すばらし!!!
ロリコン男とその男に依存する女、、というなかなかヘヴィーな話。
立場と視点が変わると人は共感度も変わるよなあ、、って。
これぞまさしく映画ならでは。
ヒロインを取り合う2人の男、、陰キャ全肯定男とクソ束縛男、、。
これって束縛男の側から描くと全く逆の話になるよなあ、、ってね。
 
これは、、賛否が別れるやろねえ。特にオチがね。。。
なかなか自分と向き合わざるを得ない息苦しいシリアスな1本。
 
『流浪の月』本予告/5.13公開
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大統領の理髪師」

2024-12-04 05:21:38 | 韓国
2004年韓国
原題:효자동 이발사/The President's Barber
上映時間:116分 
 
1970年頃、妻子と暮らす理髪店を営む男が大統領お付きの理髪担当に。
当時の時代背景を描くフィクションコメディ物語。
監督、脚本はイム・チャンサン。出演はソン・ガンホ、イ・ジェウン、ムン・ソリ、チョ・ヨンジン、ソ・ビョンホ、リュ・スンス。
 
ほのぼのした空気感ながらもアカ狩りなど辛辣な当時の状況。
日本映画の「三丁目の夕日」的なノスタルジーな魅力の作品。
一瞬日本語が出て来て字幕が韓国語になったり、日本の童謡を歌う場面があったり、、
なんとも不思議な雰囲気。
 
個人的には、奥さんが時代と共に恐妻になっていくのがちょいと面白い。
 
大統領の理髪師 予告篇

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」

2024-12-04 05:19:03 | ヨーロッパ
1989年フィンランド・スウェーデン
原題:Leningrad Cowboys Go America
上映時間:78分 
 
架空のバンド「レニングラード・カウボーイズ」が、故郷シベリアからアメリカに渡りメキシコまでを旅するおとぼけロードムービーコメディ。
監督はアキ・カウリスマキ。出演はマッティ・ペロンパー、カリ・ヴァーナネン、サッケ・ヤルヴェンパー、ジム・ジャームッシュ、レニングラード・カウボーイズ。
 
あのカウリスマキ監督、こんなタッチの映画も撮るんだなって、、まあ、当時話題にはなってました。
バンドメンバーを演じているのは「スリーピー・スリーパーズ」というフィンランドの実在バンドだったが、
本作が話題になったことを機に「レニングラード・カウボーイズ」として活動することになった。そうな。
何気に上手いんだよな、このバンド。
髪型、グラサン、靴、服、、、なんかダサカッコいいし、みんな良い顔(表情ね)してるんだよね。
 
なんか妙に愛すべきシュールな1本。
 
Leningrad Cowboys Go America (1989) Trailer
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする