2023年日本 |
上映時間:126分 |
シングルマザーとその息子、担任教師と学校、息子の友人ら、、 |
大人、子供、それぞれの視点で描く不穏な学校サスペンス。 |
監督は是枝裕和。出演は 安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太、高畑充希、角田晃広、中村獅童、田中裕子。 |
TVドラマのヒットメーカーの脚本家坂元裕二と是枝監督が不穏な映画を、、という事で期待大で視聴。 |
ちょっと突っ込みどころはあったものの、、見事な出来で満足!傑作です! |
時系列を変えながらの前半ミスリードの罠からの後半の伏線回収。流石です。 |
立場変われば視点も変わる。正義も変わる。 |
大人も子供も病んでいる。闇を抱えてる。話はそりゃ簡単ではないよな。 |
みんな罪を背負って生きている。 |
救えない不条理とエンタメが絶妙なバランスでナイス! |
不謹慎だけどそこが面白い。 |
袋小路の現代学校教育への警鐘?それとも人の噂話の罪? |
さてさて、正解はあるのか? |
怪物だーれだ?!名キャッチコピーです!! |
『怪物』予告映像【6月2日(金)全国公開】 |
2024年アメリカ・イギリス A24 |
原題:Civil War |
上映時間:109分 |
近未来の内戦で混乱中のアメリカ。大統領に取材しに行く報道カメラマン達のロードムービー。 |
監督、脚本はアレックス・ガーランド。出演はキルスティン・ダンスト、ヴァグネル・モウラ、スティーヴン・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー、ソノヤ・ミズノ。 |
戦う軍人ではなく報道カメラマンの視点が新鮮。 |
戦場に居る限りは兵士も報道陣も同じリスク。しかも同じアメリカ人同士。 |
坦々と地味に地獄、恐怖が描かれる。 |
結局、戦争なんて誰にも正義なんてものはない、、という物語。 |
映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』日本版本予告 |
2024年アメリカ ドキュメンタリー |
原題:The Lost Weekend: A Love Story |
上映時間:94分 |
ジョンがオノ・ヨーコと別居中に愛人であるメイ・パンと過ごした1年半の日々のドキュメンタリー。 |
メイ・パン本人と当時の写真、動画が満載。 |
監督はイブ・ブランドスタイン、リチャード・カウフマン、スチュアート・サミュエルズ。 |
出演はメイ・パン、ジョン・レノン、ジュリアン・レノン、ポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョン。 |
メイ・パンとの話は多少知ってはいたが、これはなかなか違う認識の興味深い話。 |
ジュリアンやポールと上手くいっていたとは、、うむむ。 |
各ミュージシャンとのコラボ、、確かに仕事的にも一番充実していた時期。 |
ヨーコに戻らなければまた違った人生があったかも、、と思わずにいられない。 |
当事者の話の信憑性云々より証拠として映像がこれだけ残ってるとは、、、。 |
ジョンの魂よ。永遠に。 |
『ジョン・レノン 失われた週末』予告編【2024年5月10日公開】 |
2022年フィンランド・スウェーデン |
原題:Pahanhautoja/Hatching |
上映時間:86分 |
一見円満な家庭の少女がある日見つけた卵を持ち帰って、、てな北欧ホラー。 |
監督はハンナ・ベルイホルム。出演はシーリ・ソラリンナ、ソフィア・ヘイッキラ、ヤニ・ヴォラネン、レイノ・ノルディン、オイヴァ・オリラ。 |
抑圧された少女の美しさと怪物のグロさの対比が魅力のホラー。 |
美しさと邪悪は表裏一体だよなあ、、って。 |
いろんな意味で「母性」がテーマなのかもね。 |
バケモノが主役というより家庭内の不穏の方が実は怖い、、というお話。 |
この少女、見た目も演技もナイス。今後が愉しみです。。。 |
『ハッチング―孵化―』本予告 |
2018年ロシア |
原題:Собибор / Sobibor |
上映時間:110分 |
1943年ナチスドイツが支配するポーランドのソビボルに設けられた強制収容所から |
脱出を試みるユダヤ人捕虜らの史実を元にした物語。 |
監督、脚本はコンスタンチン・ハベンスキー。出演はコンスタンチン・ハベンスキー、クリストファー・ランバート、フェリス・ヤンケリ、ミハリーナ・オルシャンスカ、マリア・コジェーブニコワ。 |
ホロコーストというとアウシュビッツだと思ってたが、他の収容所、しかも脱出の話は確かにあまり無かったかも。 |
とにかく前半はひたすらナチスのユダヤ捕虜に対する虐待地獄絵図。 |
いやあ、見事に酷い、、キツイね。おまえら人間じゃねー!!! |
それを経ての後半の脱出劇にドキドキハラハラ。。。 |
で、その後の実際の後日談が興味深い。 |
ちなみにヒトラーは登場せず。厳密に言うと「ナチスと戦った22日間」ね。 |
『ヒトラーと戦った22日間』予告 |