名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-13 ゴキゲン中飛車(22)

2025-02-06 | 基本定跡の研究

居飛車が78金とする形の続きです。69玉72玉を入れてから24歩同歩同飛と動いてみます。

後手としては32金では面白くないので、88角成同銀22飛

先手は飛を交換するかどうかですが、22同飛成同銀28飛32金53角

こうすれば自分だけ馬を作ることができます。そのための69玉72玉という手の交換だったわけですね。62銀86角成33桂

この図の評価値は+23の互角です。68馬35歩48銀

と進めば互角なのですが、所司先生の解説 (おそらく実戦例) では48銀に代えて56歩としています。でもこれは疑問手で36歩 (36同歩は64角が嫌味なので) 48銀37歩成同銀55歩

ここも解説では44歩77銀を入れてから55歩なのですが、入れないほうが後手は良くて、この図の評価値は-248の後手良しです。55同歩は56歩ですし、46馬56歩に同馬は27歩同飛45角という調子です。

戻って

ここは23歩が最善ですが、であれば69玉62玉は入れないほうが良いです。12飛28飛62銀77銀32金38銀22歩

22同歩成同飛同飛成同銀28歩33桂

必然ではありませんがこんなところでしょう。この図の評価値は0付近の互角です。所司先生は先手が指しにくいとしています。昨日見たように、中住まいのほうが左から攻めやすく、先手としては69玉とした手の価値が低いわけです。

 

 

 

 

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