名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS4-13 ゴキゲン中飛車(23)

2025-02-07 | 基本定跡の研究

居飛車が78金とする形を調べています。先手が24歩同歩同飛とするタイミングをもう少し調べてみましょう。

62玉69玉72玉48銀82玉96歩94歩

ここから46歩72銀47銀44歩・・・は(最初に調べたように)先手として今一つでした。その一つ手前で24歩同歩同飛とすると、後手は32金ではつまらないので、とりあえず88角成同銀

所司先生は22飛として同飛成に同銀28飛とするのを本筋としていますが、AIに聞くと44角が良い手だと。

23歩だと53角から馬を作られます。でもこの自陣角で両方防がれるのです。この図の評価値は-183、後手の作戦勝ちになるのでしょう。手持ちの角よりも手持ちの飛のほうが怖く、28飛よりも44角のほうが働いています。

なので戻って

22飛には23歩のほうが良く、52飛に

77銀55歩36歩72銀68金32金78玉

先手の飛は24のまま、先に陣形を整備します。28飛には64角が面倒なので。33桂46歩56歩同歩同飛47銀51飛16歩

後手は何か動きたいのですが、57角は56歩84角成22角

この図の評価値は+311の先手有利です。

戻って

44歩には21角

45歩32角成同銀22歩成43銀23飛成

この図の評価値は+178の先手ペースです。

つまり後手は2筋 (と33桂の頭) の傷が負担なのです。

もっと戻って

ここで22飛は最善手ではありません。33桂のほうが優ります。21飛成や23飛成は22飛ですね。34飛とする手が

何とか成立します。22飛には23歩同飛24歩。なので22銀24飛32金

先手は1歩食い逃げすることができます。でも77銀72銀28飛55歩68金56歩同歩同飛

この図の評価値は+103、評価値はプラスですが、ここからの駒組次第です。

 

 


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