20150725今日の一手

11日の名南将棋大会からTさんとAさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。
昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは同程度。38銀と指せれば先手の方が上ですが。
先手の攻め駒は今のところありません。後手陣に向かっていませんね。
後手の攻め駒は85飛と持ち駒角で2枚。73金か63銀と81桂まで使えればいいのですが。
総合すれば後手が指しやすい局面です。先手は角交換四間飛車から筋違い角を96に打ったのですが空振りでした。追いかけられて手損したので少し立ち遅れているのです。
× 実戦は86歩。多分一番悪い指し方です。

82飛に56角でしたが、これも67角ならまだ問題は小さかったのです。76歩が痛い。

76同銀86飛で銀取りが受けにくく、75銀87飛成。

88歩や76竜が残ります。以下は74歩72金65歩同歩88歩76竜65飛となって、まあまあかと思われましたが

65同竜同角69飛で両取りです。

まるで私が指しているような気がしてきました。
まず最初の86歩ではおとなしすぎました。おとなしく指したのに76歩があるとは。
× 受けるなら87歩のほうが負担が少ないです。

82飛38銀54銀56角63金78飛74歩86銀という感じ。

途中87飛成は88飛とぶつけます。ここまではまあまあのようですが、ここから75歩同歩同銀とはいけませんからまだ先手が指しにくいです。後手からは55銀が残っています。
やはり87歩と先手から謝るのでは互角になりません。
× 38銀としまったらどうでしょうか。指しておきたい手ですが。

76歩同銀88飛成があります。

67角99竜82歩93桂81歩成88歩

後手は竜を引き上げても指せますが、これで桂香を先に取れるので後手のペースです。まだ先手の飛角銀が働きません。
○ 振り飛車らしいのは67角です。

87飛成も88飛とぶつけて、38銀としまってはいないものの、飛車交換なら十分。
だから82飛に88飛87歩

78飛74金38銀までは当然で、ここから75金と出てくるのは気になります。

後手から76歩と打たれてはだめそうですが、こちらから76歩と打つのも振り飛車の手ではありません。
86銀と行きましょう。

86同金は71飛成83飛82歩73飛81歩成で

これなら86金が遊んでいますからうまくさばけた感じです。
戻って66金は

81飛成86飛75竜。

67金86竜58金同金

これで先手の銀損ですが、駒は取り返しやすいです。以下は72銀打に83歩という感じ。

後手も75金は怖いので73桂のほうが普通の発想でしょう。

これには85歩と打って、75歩に86銀。

88歩成同飛65歩に77銀

44角に84歩同金と重くさせて45角。

54歩74歩同銀54角で

こういう戦いならまあまあでしょう。飛角銀が使いやすく、後手の84金が重い形です。
振り飛車らしい戦い方といっても様々ですが
自分だけ歩を謝らない。相手に打たせる。
左側の駒をさばく。飛角は大きく動き、銀桂は相手の駒と交換する。
駒を捨てる手を考える。
相手を重い形に導く。
というのがこの変化で出てきました。

11日の名南将棋大会からTさんとAさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。
昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
駒の損得はありません。
玉の堅さは同程度。38銀と指せれば先手の方が上ですが。
先手の攻め駒は今のところありません。後手陣に向かっていませんね。
後手の攻め駒は85飛と持ち駒角で2枚。73金か63銀と81桂まで使えればいいのですが。
総合すれば後手が指しやすい局面です。先手は角交換四間飛車から筋違い角を96に打ったのですが空振りでした。追いかけられて手損したので少し立ち遅れているのです。
× 実戦は86歩。多分一番悪い指し方です。

82飛に56角でしたが、これも67角ならまだ問題は小さかったのです。76歩が痛い。

76同銀86飛で銀取りが受けにくく、75銀87飛成。

88歩や76竜が残ります。以下は74歩72金65歩同歩88歩76竜65飛となって、まあまあかと思われましたが

65同竜同角69飛で両取りです。

まるで私が指しているような気がしてきました。
まず最初の86歩ではおとなしすぎました。おとなしく指したのに76歩があるとは。
× 受けるなら87歩のほうが負担が少ないです。

82飛38銀54銀56角63金78飛74歩86銀という感じ。

途中87飛成は88飛とぶつけます。ここまではまあまあのようですが、ここから75歩同歩同銀とはいけませんからまだ先手が指しにくいです。後手からは55銀が残っています。
やはり87歩と先手から謝るのでは互角になりません。
× 38銀としまったらどうでしょうか。指しておきたい手ですが。

76歩同銀88飛成があります。

67角99竜82歩93桂81歩成88歩

後手は竜を引き上げても指せますが、これで桂香を先に取れるので後手のペースです。まだ先手の飛角銀が働きません。
○ 振り飛車らしいのは67角です。

87飛成も88飛とぶつけて、38銀としまってはいないものの、飛車交換なら十分。
だから82飛に88飛87歩

78飛74金38銀までは当然で、ここから75金と出てくるのは気になります。

後手から76歩と打たれてはだめそうですが、こちらから76歩と打つのも振り飛車の手ではありません。
86銀と行きましょう。

86同金は71飛成83飛82歩73飛81歩成で

これなら86金が遊んでいますからうまくさばけた感じです。
戻って66金は

81飛成86飛75竜。

67金86竜58金同金

これで先手の銀損ですが、駒は取り返しやすいです。以下は72銀打に83歩という感じ。

後手も75金は怖いので73桂のほうが普通の発想でしょう。

これには85歩と打って、75歩に86銀。

88歩成同飛65歩に77銀

44角に84歩同金と重くさせて45角。

54歩74歩同銀54角で

こういう戦いならまあまあでしょう。飛角銀が使いやすく、後手の84金が重い形です。
振り飛車らしい戦い方といっても様々ですが
自分だけ歩を謝らない。相手に打たせる。
左側の駒をさばく。飛角は大きく動き、銀桂は相手の駒と交換する。
駒を捨てる手を考える。
相手を重い形に導く。
というのがこの変化で出てきました。
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