才の神行事 ・ 小屋建てを終えた子供達 / Nikon COOLPIX P5100
小正月行事として毎年行われている「才の神」が始まりました。
皆の無病息災、地域の発展や豊作、そして、子孫繁栄などを祈願する行事です。
1月16日の「小屋焼き」に備え、
地元の各家々から集めてきた杭や藁(わら)を組んで、その「小屋」を建てます。
子供達を先頭に、地元方々のご協力のもと、
掲載写真にあるような立派な藁小屋が出来ました。
現在50代前後の方々の話によると、その方々が子供の頃は子供達の数も多く、
小屋自体も、中で子供達が遊べる程の大きな小屋を建てていたそうで、
また、隣の地区とその大きさを競っていたと聞きます。
しかし、今では子供達の数は少なく、
それに比例するかのような小屋の大きさとなっているようです。
失われるものがある一方、
今年も無事、伝統ある才の神行事を迎えられた事への喜びや、
子供達の「凛」とした表情から伺える優しさや逞しさは、
何よりもかけがえのないものとなって感じ得る事が出来たように思います。
そうして感じ得たものを淡々と蓄積しながら、今年も歩んで行きたいと思います。