氷柱 / Nikon COOLPIX P5100
ふと、窓の外に目をやると、暖簾の如く垂れ下がる氷柱(つらら)が視界に入ります。
近年稀に見るほどの大きさに成長していました。
子供の頃、大きな氷柱というものは大変貴重で(?)、
友達の前に、それこそデカいものなんぞ持って行こうものなら、
かなり羨ましがられ、本人も優越感に浸ったものです(笑)。
(時には速攻で叩き折られたりもしました・・・。)
先日、才の神行事の「餅もらい」にて、
餅やお菓子を頂くために地元の子供達と各家々を回った訳ですが、
この降雪と寒さの影響により、やはり、各家々至る所に大きな氷柱があるのです。
その1本を根元から折って子供達に渡すと大いに喜び、
剣に見立てたり、宝石に見立てたり、それぞれ思い思いに遊ぶ姿がありました。
その姿から、自身の子供時代の記憶がより鮮明に蘇るようで、
なんだか見ていて面白く感じられました。
あの頃体感した氷柱の冷たさは、
今、その感触が時と共に暖かくなって、心に浸透していく様に感じられました。