立木の素顔 / Nikon COOLPIX P5100
より厳しい時にこそ、その人間の本性が現れるとよく聞きます。
「木」に置き換えて考えてみますと、厳しい季節である冬にこそ、
その木々の本質が見えてくる様な気がします。
あくまで、冬に葉を落とす木々が対象としての考えになりますが、
この季節、花や葉に覆われている時には隠れて見えなかった
きめ細かで脈々とする枝ぶりを確認出来、
その姿から、僕は凛とした逞しさ、強さ、暖かさ、静けさ、
そして枝の先々にまで及ぶ、独特の神秘的な繊細さを感じてしまいます。
人間としての僕は、より厳しい時にこの立木のような振る舞いをする事は到底出来ません。
しかしながら、その自然の見せるありのままの姿を見習い、
日常生活の中に生かしていけたらと感じます。
そんな事を考えながら、時折雪の降る中シャッター切った地元の風景です。