Ken Domon Museum of Photography / Nikon COOLPIX P5100
地方格差とよく耳にする時代において、こと「写真」という切り口で観察してみると、
鳥海山の裾野に広がるこの地域に、世界に誇る写真美術館があるという事は、
実に素晴らしい事であると強く感じています。
土門拳の精神、その功績はもちろんの事、その大切さを後世に語り継ごうとする
地域の皆様のご尽力や、関係する方々のご協力というものは、
非常に多大なものであると想像します。
夏、この記念館の周りにはたくさんのアジサイが咲き誇り、
訪れる方々の心に季節の彩りを添えてくれます。
土門拳直筆の色紙に「優しさ、逞しさ」とあったように、
展示されている写真の数々からも、そしてアジサイからも、
その言葉が滲み出ているような気がします。
何より、この「地方」そのものの培われてきた精神、風土、人々の営みが、
「優しさ、逞しさ」という言葉に凝縮されているような気がしてなりません。
さらに、「日本人の姿」「日本人の心」を写し切ったとされる
土門拳の「優しさ、逞しさ」という言葉は、
ふと忘れてしまいそうになる、本来の「日本人の心」というものを
象徴しているのかも知れません。
そのDNAが自身の体内や精神にも受け継がれている事を自覚し、
そのDNAが腐ってしまわぬよう、受け継いでいかなければならない責任を自覚し、
甘ったれ小僧である自分自身に「喝!」を入れなければ・・・と、
土門拳記念館を訪れる度に、強く戒められる思いがする今日この頃です。
写真家:土門拳さんの言葉や感性にはすごいものがありますね
いっけん静的に見えるものが走っているとか、実物以上に実物を見せるのが写真であるとか(表現そのものは引用しませんでした)
普段の楽しみで写真を撮るのも、一呼吸考えながらシャッターを押してみたいとおもいます
おはようございます。
いつもコメント頂きましてどうもありがとうございます。
もう土門さんとはお話しする事は出来ませんが、
土門拳記念館に行くと、写真作品を通してコミュニケーション出来るような気がします。
斧さんのおっやる様に、一呼吸おく間合いを大切にしたいと思います。
どうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m。