
人間として一番大事なことは、勉強が良く出来ることでもない、仕事の能力が優れていることでもない、金をガンガン稼げる事・・・ ・・・ ・・・でもない。
「ありがとう」と「ごめんなさい」がちゃんと言える事だと思う。
ふと思ったけど、猫はどうだろうか?
一緒に住んで様子を見ていると、「ありがとう」は言っていると思うのだ。
キャロの場合だと、外から帰ってきて戸を開けてやった時とか、餌をあげた時の「にゃお~ん」は「ありがとう」だと思う。
外あそびから帰ってきた時の「にゃお~ん」は「ただいま~」だと思う。
かみさんが帰って来た時に、玄関に飛び出して行っての「にゃお~ん」は「おかえりなさ~い」だと思う。
ま、私が仕事から帰ってきても玄関に出迎えはしないんだけどね・・・(ふんっ)
で、「ごめんなさい」はどうだろうか?
キャロの「ごめんなさい」は聞いたことが無い気がします。
でも、実家で飼ってたぶっこさんは、一回だけ「ごめんなさい」って言いました。
足が短くて、いつももっさりとしているぶっこさん。
猫というより、近所のばあちゃんたちの茶飲み相手。
ぶっこさんも自分の事を猫だとは思っていなかったかもしれません。
ヤットくんが生まれる前からいたぶっこさん。
気持ちもとっても温厚で、ヤットくんの事も大好きだったのだと思う。
ヤットくんが昼寝してれば傍らで見守るように添い寝して、ヤットくんが目を覚まして泣き始めると人を呼びに来る。
家の中だけじゃなく、外仕事しているばあちゃんを呼びに来たことも有ったそうだ。

ちっちゃいヤットくんに逆撫でされても全然怒らない。
何とも不思議でとっても温厚な猫でした。
ヤットくんが生まれる前・・・どころかかみさんと結婚する前だったけど、寝てるぶっこさんを撫でてやっていたら、喉をゴロゴロ鳴らして喜んでいたぶっこさん。
何を思ったか、冗談のつもりだったのか、何か間違ったのか、私の手に思いっきり噛み付いた。
私はびっくりして反射的にぶっこさんの頭叩いて投げ飛ばしちゃったのだけど、普通の猫なら、そのままどっかに行っちゃいそうなものだけど、ぶっこさんはおずおずと近づいてきて、小さく「にゃー」と鳴いて、おずおずと、本当に私に怒られないか確かめるように、頭を低く下げて、ソロリソロリと小さく「にゃ、にゃ・・・」と鳴きながら私の膝に乗ってきた。
その様子は、どう考えても「ごめん・・・ごめんよ~・・・間違えて咬んじゃった・・・本当にごめんよ~」って言ってました。
ぶっこさんの方から膝に乗ってくること自体滅多に無かったから、膝に乗ってゴロゴロ言うのがぶっこさんの最大の「ごめんなさい」だったのだと思います。
以前、とき葉ぁ♪が書いてくれたぶっこさんの小説です。⇒http://blogs.yahoo.co.jp/nekotoko2002/24615991.html