まだ白黒テレビだった頃に、たまたまチャンネルを変えたら目に飛び込んできた異形の姿。
異形の姿なのに一瞬で心鷲掴みにされてしまった・・・
それまで子供たちのヒーローはウルトラマンとかの巨大ヒーローたちでしたが、等身大の変身ヒーローの先駆けは、やっぱり仮面ライダーだったよね。
今再放送なんか見ると陳腐な演出も有りますが、子供番組とは思えない恐怖感も出てましたなー
藤岡弘、演じる本郷猛は普通の人間では無い改造人間にされてしまった悲しみを背負いつつ、たった一人でも悪と戦い続ける勇気。
そのカッコ良さに心奪われ、仮面ライダーを観終わった後は、サイクロン号の代わりに自転車に乗って走り回り、心の中ではエンジンの爆音を響かせていた。
私は運動神経鈍いし、相撲もケンカも弱かったけど、仮面ライダーを見ると強く成りたい、早く走れるように成りたい!そう思えてた・・・
そうなんだよなー
昔は子供たちの心躍らせ夢と勇気を与えてくれるのがテレビの中のヒーロー達だった。
それに引き替え・・・
最近のヒーローものは、如何に子供らに玩具を欲しがらせて買わせるか?そんな意図しか見えない番組作りなのだよなー
先週からまた新しい仮面ライダーのシリーズが始まりましたが・・・
もう・・・
仮面ライダーを名乗らないで欲しいと・・・
仮面ライダーに勇気を貰って育ったものとして思うのだな。