ダダのミシン屋日記『ジャノメミシン米沢店です』

ジャノメミシン米沢店の店長のブログです。
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返し縫い

2018年06月13日 21時26分15秒 | 美心屋日記
ミシンで縫物をするときは縫い初めと縫い終わりに、縫い目がほどけないように返し縫をします。


先日伺ったお客様は、「返し縫はレバー式の方が良いよな~。」と言っておられました。


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レバー式の方が間違いなく返し縫出来るけど、ボタン式のは間違えて別のボタンを押しちゃう・・・と・・・


なるほど・・・


ま、私は無いけど、返し縫じゃなくて止め縫いボタンをしたり上下定針ボタン押したりって事は有るかもしれない。








昼過ぎに毎年整備させてもらってる、息子の母校の養護学校から電話が有りました。


仕事の依頼か?と思いましたが、そうではなく。


「移動でミシンの授業の担当が代わったから・・・」とわざわざ挨拶の電話を下さったのでした。


話の流れでミシンの返し縫の事に成ったのですが、「養護学校の子供たちが使うにはボタン式の返し縫いが良い。」と・・・


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なるほどそうですな。


手指を動かすのも一生懸命な障害を持った子供たちには、返し縫のレバーを押し下げるのもかなり大変なことだよね。


ボタンを押すだけで返し縫が出来るってのはとっても便利な機能なんだね。




ここの学校のミシンの整備をさせて頂いて、あんまりにも古いのとか安物の使いにくいミシンばっかりだったので、もう少し良いミシンを使わせてあげたいと、2年前にKP225を寄付させていただいたのですが・・・


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その時は何となく「これが良かろ?」って選んだのですけど、コンピューターミシンだから返し縫いはボタン式だし、スタートストップも返し縫もボタンが大きめだし、日本語で書いてあるから、これは本当に障害を持った子供たちには使いやすいミシンだったなと、我ながら良いミシンを選んだと自画自賛しております。(笑)



普通にお客様にミシンを進めるときも、例えばリウマチで手首が痛いんだってお客様にはボタン式の方が良いわけで、これはいい勉強に成ったなと思うのでした。




さて、アップの写真のミシンの機種は何でしょう?
解るとしたら中山ミシンさんだけだと思いますが(笑)







コメント (14)
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