盆明けの二十日ごろまでに整備して欲しいと、昨日預かったブラザーの職業用ミシンです。
今まで使っていたミシンだから、溜まった縫い埃を落として注油したら終わりじゃろ?
午前中の涼しいうちに終わらせて、午後からは読書でもしようと思っていたのですが・・・
油刺し過ぎで下カバーが油でドロドロ(。´-д-)
縫い埃はエア当てても飛ばないくらい油でこびりついています。
洗浄剤かけて余分な油を落として、外装パーツは洗剤掛けて水洗いしました。
干している間に本体の動作確認しましたら、下糸巻きの時にはずみ車のデクラッチが利かなくて針も一緒に動いてしまう。
単に油切れでデクラッチが動かないだけかと思いましたが・・・
はずみ車とギアの間にかなり大量の糸が絡んでいました。(´;ω;`)ウッ…
はずみ車を外せれば簡単に絡んだ糸は取れるのですが、外せない構造に成っているようです(。´-д-)
見なかった事にしたかったのですが、見ちゃったらそうもいかず・・・
隙間から地道に絡んだ糸を取りました。
これでまだ三分の一位です。
ほぼ取れましたが全部は完璧には取れません。
絡んだ糸を取って、注油したらデクラッチは正常に動くように成りました。
あとは磨いたら終了!
と、思いましたが糸調節器が変です。
押さえ上げと連動して上糸調節器をフリーにするためのアームがどうやら外れています。
手元ランプを外して押さえの棒も外さないとこれは直せない!
午前中に終わると思ったのに4時過ぎても終わらない(。´-д-)
まぁ、何とか5時ごろにバラしたのを組み立て直してどうやらこれで直ったと思います。
絡んだ糸取りは暑いので、外の日陰でやっていましたが、押さえ棒を抜いたりって作業は部品が飛んだりすると大変なので室内で・・・
うちの店、ミシンの修理場所は元が車庫ですので冷房が有りません。
水飲んだり自宅で涼みながらなんとか直ったと思います。
確認と仕上げは明日します。
午前中で終わらせてのんびりするつもりが、中々に大変な修理でした。
分解掃除の代金だけじゃ割に合わないな~(。´-д-)