MRIの結果、医師から告げられた言葉は・・・
「脳室周囲白質軟化症・・・いわゆる脳性麻痺です。」
「この病気と言うか障害は、悪化するということもありませんが、回復することもありません。」
なんで・・・
なんで、・・・ヤット君が・・・・
脳性麻痺?・・・
こんなにしゃべれて、こんなに元気なヤット君が・・・
脳性麻痺・・・
治らない・・・
医師「そんなに悲観することも無いですよ、脳性麻痺で医者になってる人もいますから・・・・」
手術も薬も何も無い・・・
療育センターの紹介状を作ってもらって帰路に着いた。
「ヤット君は歩けない・・・脳性麻痺・・・脳性麻痺・・・脳性麻痺・・・」
車を運転しててもそんなことしか浮かんでこなかった・・・
帰り道。
バイパスが工事中で長い直線から、直角に曲がるカーブが有った・・・
このまま、3人で、スピード上げて・・・突っ込んじゃおうか?
そんな思いも過ぎった・・・・・
まぁ、その時バカなことせずに家に帰り着いたから今があるのですが・・・
やりきれなくて、その日はしたたか酔ってしまった。
医者に「治らない」って言われても、親としては納得がいかなかった。
ヤット君が生まれてすぐに、私はパソコン買ってたんだよね。
恐々インターネットも始めてた。
興味はあったけど、高いし、それほど必要性も感じてなかったけど、ヤット君が生まれて、こいつらの時代にはパソコンて必需品に成るよな~、ヤット君が小学生位になったときに、
「お父さん。パソコンできないの?」って言われたくないが為に買ったパソコン。
「あの医者は治らないって言ったけど、何か治療法が有るかも知れない?」
おぼつかない知識で、よくよく使ったことの無いパソコンとインターネット検索の毎日が始まりました。
つづく