tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お茶頂きましょう。

2011-05-25 19:25:07 | 茶の湯
お茶室での云うに云われぬ緊張感は座って見ないと分からないかも知れません。ピーンと張りつめた空気を割くような畳を摺る心地よい音でこれから始まるであろうお点前を感じ取ります。



茶道口にピタリと座り、「お薄を一服差し上げます」と凛とした声で挨拶をするご亭主。

水指を据え、お茶碗とお棗を置き合わせます。そして、建水を持って点前坐に座り、いよいよお点前が始まります。お点前する人も、お客様も一番緊張している時かも知れません。

茶筅とおしが始まる頃は、少しだけ緊張が和らぎますが、お点前をしている方はまだまだ緊張が続いているようです。

心を込めて点てたお茶が運ばれてきます。[お点前頂戴いたします」と挨拶をしてからおし頂きまが、この時、ほのかに香る、お抹茶を手にしている喜びは、何ものにも変え難いものがあります。

最近では、旅館などでもよくお抹茶が出されます。こんな時でも臆する事無く、自然にいただけるようにして置きたいものです。

最低限のルールさえ覚えれば十分です。そして、いつでも何処でも「お抹茶を出されたら頂く」こんな事を頭においておくと慌てないで済むかも知れません。

お茶室の緊張感を味わってみませんか!!


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