お稽古事は知らないことを覚える為に・・・

7月9日（水）鷗外忌
雲が低くいつ降りだしてもおかしくない状態でしたが、案の定午後から降り出しました。
南の方は台風で新潟から東北は大雨だそうで、列島各地何だか変な天気が続いております。

今日も大學のお稽古でした。

　　　

　　　シルエットの茶室

今日の花も、桔梗に糸ススキです。
どちらの大学も同じようにと思い、何でも一緒です。

こちらも、お稽古の途中で花がしょんぼりしてきましたので、水切りをしてもらい元気を取り戻したようです。
花を「水切りする」という事が解らないらしく、今日の花も水切りをしていないのだと思います。

花は生ける前に「水切り」をする。という事が当たり前だと思っておりましたので、少なからずショックもありました。
「花を切って生けてね」という私の言葉に「ハイ」という明るい返事が返って来ますが、水に入れずに、ただチョキンと切っただけだったのです。

でも、知らない事は覚えればいいことですので、これでしっかり覚えてくれたでしょう。

　　　


　　　葉蓋の点前

七夕は終わってしまいましたが、昨日から葉蓋のお点前をしております。
夏の今しかできませんから、良いお稽古になったと思います。

ちょっと違う事をするだけで、緊張の度合いが違うようで、お茶を入れて蓋を取るところになると、誰もが約束したように私の顔を見ます。
「教えて」という合図のようです。

　　　

　　　お菓子

このお菓子は、お菓子屋さんが届けてくれたものですが、内側が銀紙になっている紙に、茶巾絞りのように包まれております。
一番最初にお稽古を始めた子は、包まれたままのお菓子をお菓子器に盛って運び出しておりました。
すでにお点前が始まっておりましたので、そのままに・・・
お客様をした子は包みから出してそれを食べなければなりません。

これはお茶の心に反することですので、次からは包みから出して、いつものように、お菓子器にもって出すようにいたしました。

皆さん今日は花の事、お菓子の事、たくさん勉強になったと思います。