tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

駿府宿から丸子宿そして・・・

2018-11-26 17:11:35 | 東海道五十三次の旅
11月26日(月)
秋晴れが続いておりますが、寒さも一段と厳しさを増しております。
今日は月曜日で、ストレッチ教室の日でしたが休んでしまいましたので、少し長くなりますが、東海道五十三次散歩を備忘録としてまとめて見ました。
11月24日の土曜日出発。

   
   安倍川

前回のゴール地点でバスを降り、あべかわ餅のお店前から歩き出しました。
安倍川の川幅は、650m足取りも軽やかに歩き始めました。

   
   丸子宿

丸子宿に入りました。
この道標は、静岡県内だけに設置されているそうです。


   
   手製の案内板

こうした案内板が出されておりますが、行政ではなくすべて地元のボランティアの努力と好意で成り立っているそうです。

   
   一里塚の案内

一里塚と見附の案内板ですが、風雨にさらされていて読みにくいと言いたいとこですが、これもボランティアの方々のお蔭ですからみんなで懸命に読みました。
江戸から46番目の一里塚です。

   
   見附跡

ここに宿の江戸方の見附があったことを示しております。

   
   とろろ汁

今日の昼食は名物の「とろろ汁」でした。
広重の浮世絵で有名なお店は、私達のような団体は予約不可能という事で違うお店での食事となりました。

さすがに昼時ですので、お客さんが大勢待っておりました。「30分待ちです」の赤い張り紙がいかにも現代的でした。
とろろ汁をお腹いっぱい頂き、元気に歩き出しました。

   
   高札場跡

ここに、丸子宿の高札場があったそうです。
今は当時の面影はありませんでした。


   
   吐月峰柴屋寺(とげっぽうさいおくじ)

足利義政公拝領の茶釜がある事で有名なお寺です。
この寺は、連歌師の宗長が庵を結んでいたところで、宗長死後寺に改めたところですので、文人墨客に愛され、庭園も京風になっておりますが、この寺の一番の寺宝は拝領の「文福茶釜」だそうです。

小ぶりの釜で、大分痛んでおりました。

   
   片桐且元夫妻の墓

豊臣秀吉に見いだされ大名にまで登り詰めましたが、最後まで豊臣家に仕えることなく徳川幕府の大名になり晩年は茶の湯を楽しみに生涯を送った戦国大名です。
誓願寺にご夫婦並んで眠っている。

   
   紅茶発祥の地

ここ丸子は、日本の紅茶発祥の地としても知られております。
徳川慶喜に従って静岡に来た多田元吉により日本初めての紅茶が生産されたそうです。

   
   原木

多田元吉によってインドから持ち込まれた紅茶の原木だそうです。

   
   宇津ノ谷峠

「宇津の山越え」と云われる難所であったそうで、最高点は162mですが、急なために相当な体力が必要です。
明治になってトンネルが完成するまで270年間、天下の公道だったというから驚きです。

箱根もきつかったけれど、ここも疲れました。

   
   十団子

初めは茹でた団子でしたが、「峠で旅人を苦しめる大鬼が出没する」という事を聴いたお坊さんが、大大豆ほどの餅に糸を通して数珠のようにして「十団子」として旅人の道中の災難除けとして売ったのが始まりだそうです。

今ではこの地方の魔除けとして、各家々の玄関先に下がっておりました。

   
   宇津ノ谷

間の宿ですが標識は出来ておりました。

   
   間の宿

間の宿宇津ノ谷は、丸子宿と岡部宿の間に出来た小さな宿だったという。
旅人はこの宿で、十団子を買って峠に向かって行ったそうです。

   
   峠に入る前に

宿を通り過ぎて峠に向かっていると視界が広がったところに出ますが、そこからの宿の眺めです。
自分たちが歩いて来た宿が眼下に見えます。

   
   明治のトンネル

宇津ノ谷峠を越えるのが大変でしたので、有志がお金を出し合って着工したそうですが、双方から掘り始めましたが、予定地点で出会う事が出来ず斜めに結んだという話も残るほど難儀な工事だったそうです。

   
   宇津ノ谷峠超え

さぁこれから難所ですよ・・・と云っているような標識です。

   
   峠道

峠の道です。
峠の中で一番きれいなところでした。

ここを抜けると、石や枝や倒木などが私たちを苦しめました。
きつかった・・・・

   
   峠下

峠を下り切った所です。
ホッとしましたが、ここを大名行列が通ったのかと思うと、昔の人の苦労を考えれば・・・なんて思っておりました。

   
   道路に

道路にこんな案内が出ておりました。
もうすぐそこにバスが待っています。
このまま食事会場に直行してからチェックインです。

続きは後日に掲載いたします。




コメント (2)
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