tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

キバナホトトギスを床の間に

2011-10-17 18:53:15 | 茶の湯
今日も温かな過ごしやすい一日でした。
床の間にキバナホトトギスを生けて見ました。


タカノハススキ・オケラ・キバナホトトギス

我家の庭に咲いている花を床の間に飾れる嬉しさは格別な物があります。
山で花を切って来る事さえ思うに任せない御時勢ですので、お稽古のたびに、お花の苦労をなさっている方々を大勢知っております。それを思えば只々感謝です。

草花も春先から晩秋まで、何かの花が咲いているように考えながら植え込んでおります。夏さえ乗り切れれば大丈夫なのですが、最近の暑さは、人間も大変ですが、小さな鉢に植えこまれている花々も大変な思いでじっと耐えているのだと思います。鉢植えは「大洪水と大干ばつ」の繰り返しですから・・・。

いつも花々に感謝です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キバナホトトギスが咲き始めました

2011-10-16 20:29:23 | 徒然日記
今日は夏のような一日でした。
10月にこれほど暑くなるなんて・・・。朝からお茶会でしたので、暑さと忙しさでへとへとといったところです。
涼しくなるとホトトギスの系統が咲き始めますが、我家でもキバナホトトギスという種が咲き始めました。



でも、今日の暑さにはビックリしているでしょう。この時期は水も控えめですが、今日はたっぷりとやりました。

お茶会の後、友人の作陶展に行って見ました。日曜日の今日は、大勢のお客様が訪れてくれたそうで何とはなしにホットしております。



さて、水曜日に紹介しまた、花を飾っておりました花入れですが、赤い印がついており予想どうり売れておりました。良かった、良かった・・・。でも不思議ですね。

終了まで後2日です。私が秘かに思っている作品が売れるでしょうか?楽しみです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「水和名月流」を掛けて

2011-10-15 19:40:16 | 茶の湯
今日は雨模様の一日でしたが、お稽古の日でもありました。
床の間には、ニューウヨーク大菩薩禅堂の嶋野榮道老師の軸を掛けて緊張の数時間を過ごしました。


水和名月流(みずはめいげつにわしてながる)

「天共白雲暁 水和名月流」出典は『禅林類聚』からで、「天は白雲と共に暁け 水は名月に和して流る」と読むそうです。文字を見ているだけで、天地の大きな営みを感じると思います。

そして、さらさらと流れる川を思い出す人、悠々と流れる大河を想像する人と様々でしょうが、どんな川の流れにも月は映りそして流れて行きます。そうした思いを巡らせて秋を感じていただければよろしいかと思います。

今日のお菓子は、鹿の子に可愛らしい菊水が添えてあり、あんこが口いっぱいに広がり何とも幸せな気分になりました。



今週のお稽古も今日で終わり、明日は大寄せのお茶会ですが、お手伝い、お手伝い・・・・。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋草を飾る

2011-10-14 19:05:09 | 茶の湯
今日も穏やかな過ごしやすい一日でしたが、天気は下り坂のようです。今日もデパートの作陶展は賑やかでした。
このところ我家ではたくさんの花が次々咲き始め毎日朝の水やりが楽しみです。5種の花を切って床の間に飾りました。


タカノハススキ、セキヤノアキチョウジ、ワレモコウ、オケラ、フジバカマ、

セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)は、今朝咲き始めたばかりですが、来週には散ってしまいますから、少し早いようですが頂きました。


セキヤノアキチョウジ

関屋の秋丁字(セキヤノアキチョウジ)はシソ科ヤマハッカ属の多年草だそうで、本州の関東から中部地方にかけて多く分布しているそうです。
「関屋」というのは箱根の関所の周辺に、多く生えていることが名の由来だということですが・・・。

関西地方には秋丁字(アキチョウジ)と呼ばれる種があるそうですが、私には多分見分けがつかないでしょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オケラという奇妙な名の花

2011-10-13 18:33:07 | 日常雑感
今日も穏やかな過ごしやすい一日でした。
友人の作陶展へとデパートに行って見ると、朝早いのに20人くらいの人で賑わっておりました。こんな調子で最終日まで行くと良いのですが・・・・。

デパートでは、このような催しを毎週のように開催しておりますが、人集めの一環である事は言うまでもありません。そして、デパートの上階で行うのは、シャワー効果を狙っているといわれております。上の階から降りる祭に、「何かを買ってくれる。」事を期待しているのだそうです。

さて、今日は我家に咲いたオケラ (朮)を紹介いたします。



昔から、「山でうまいのはオケラとトトキ」言われている通り、5~6センチに伸びた新芽を、ゆでて和え物にしたり、天ぷらにしたりすると、春の美味しい息吹を口いっぱいに感じさせてくれます。

名前の由来ですが名前も珍しいけれど、漢字も珍しいと思います。そして、諸説がありますがこれという決定的な説はありません。
①葉が蓑(みの)、花が漁具の筌(うけ)に似ていることからとする説。
②軟毛をまとった若芽を、昔の雨具である朮〈うけら〉に見立てた説。 
 (秋田では蓑のことをウケラという)
このように色々ありますがこれといったものはありませが、万葉の昔から華やかではないが清楚な白が好まれて万葉歌にも詠われております。

キク科オケラ属
オケラは、本州、四国、九州に分布し、日当たりが良い乾いた草原や林内に生える多年草です。草丈は30cm~1mほどになります。



花は9月~10月、ちょうど今ごろです。この花の特徴は何と言っても、花のまわりを囲んでいる部分の「苞(ほう)」の形が、魚の骨のように見え、それとは対照的な真っ白い花が印象的な花です。
今頃の草原を歩けば必ずと言って良いほど目に止まります。地味ですが人目を引き付ける何か強い力を持っているように思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デパートで作陶展始まる

2011-10-12 19:16:21 | 日常雑感
今日から友人がデパートで作陶展を開催しております。


正面の展示

昨日は午後2時から搬入が始まり、6時過ぎまでかかってしまいました。陶器は慎重に箱から出して並べるために時間がかかります。私達は輸送箱から出すだけで、後はデパートの担当者が全体を見渡しながら丁寧に並べて行きます。
流石はプロです。並べ方によって作品の味が変わるのがよく分かります。


会場入り口

作品は信楽焼をメインにした作陶展ですが、地元の土を使った湯呑やマグカップなども同時に展示されております。
前回から展示内容を先生一人ではなく、息子さんの作品も同時に展示される「父子展」と銘打っての開催となりました。口には出しませんが、やはり男同士ですから内に秘めたものがあるようです。私達は、「どっちがたくさん売れるかな~」などと軽口を叩いておりますが・・・・。結果はどうなりますか??楽しみでもあります。


信楽焼 掛け花入

写真の花入は80センチほどある大作です。何本も作って焼きましたが、無事に出てきたのはこの一本だけだそうです。
展示場に飾ってある花入は、「花を生けておくと売れる」という、面白い現象がありまして、今も続いております。この花入れも売れると思います。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

実りの秋に、この棗

2011-10-11 20:14:37 | 道具は語る
穏やかな秋らしい日が続いております。先週のお稽古からもう一つ紹介いたします。
蓋に文字の書いてある珍しい棗です。


徳風棗

この棗は、裏千家11代玄々斎のお好みで作られたものです。
棗に書かれている「一粒万倍」は、仏教の報恩経より出たもので、稲の異称ということです。そして、徳風というのは、論語の顔淵篇「君子之徳風 小人之徳草」からの引用だといわれております。

客 お棗は   
主 玄々斎お好みの徳風棗でございます。
客 お塗りは
主 正春でございます。
客 お茶杓のお作は
主 耕月老師の作でございます。
客 ご銘は
主 「金風」でございます。
客 ありがとうございました

この時期によく使われる道具で、拝見すれば実りの秋を思わずにはおられません。
稲穂を揺らしながら吹く風を「金風」といいます。春に蒔いた一粒の籾がたわわに実ってゆっくりと揺れている様を誰もが思い描くと思います。
たった一つの道具が恵みの大地に豊穣をもたらしてくれたた風景を描いてくれたのです。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

連休の忙しさからやっと開放されて

2011-10-10 18:16:28 | 茶の湯
今日は動き回ると汗ばむほどの暖かな一日でした。
連休は色んな行事が集中して開催され、てんてこ舞いの忙しさでしたがやっと開放されました。2日間休みましたので、先週のお菓子から順に載せて見たいと思います。


牡鹿

秋になると必ずと言って良いほど使われるお菓子です。蕎麦まんじゅうに焼印の付いたもので、つぶ餡が何ともいえない
まろやかな味に、思わずにっこりです。

何時ものことながら、お菓子屋さんは重ならないように選んで届けてくれます。美味しいお菓子とお抹茶で一週間の疲れも忘れて欲しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名残りを飾る花々

2011-10-07 19:32:17 | 茶の湯
今日も風の強い日でしたが、暖かな日差しがいっぱいの一日でした。
午前中からお稽古の準備に走り回り、昼食を済ませるとお稽古が始まります。
今日は、庭の花で床の間を飾りました。


タカノハススキ・フジバカマ・キレンゲショウマ・ナデシコ・カシワバハグマの5種

どの花も春先に植え替えしたものばかりです。

タカノハススキは葉が黄色くなり始めておりますが、フジバカマは今が盛りと咲いております。そして、キレンゲショウマは、硬い蕾をやっと開き始め今朝開花したばかりです。カシワバハグマは昨日紹介した花で今日は床の間です。ピンクのナデシコは、このところ一躍有名になった花ですが、一度切ったところから伸びての2度咲きの花です。

名残りの月(10月)は、こうして2度咲きの花を集めて床の間に飾る面白さがあります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綺麗とは云えない花ですが

2011-10-06 19:01:19 | 徒然日記
風が強く吹いておりましたが、過ごしやすい一日となりました。我家の狭い庭に地味な花ですがお茶室にはよく合う「カシワバハグマ」が咲き始めました。



カシワバハグマは、本州の宮城県以南の主に太平洋側、四国、九州に分布し、山地の林の内などほとんど日が差し込まないようなところに自生する多年草です。
草丈は30cm~70cmといわれておりますが、鉢植えですので中々大きく育ちませんが、切花として使える位にはなります。
花期は9月~11月といわれておりますとおり、我家では毎年この時期に咲き始めます。



カシワバハグマは、キク科コウヤボウキ属で、名前の「ハグマ(白熊)」というのは、仏具の払子(ホッスといい、僧侶が法事などの時に手に持っている仏具)で「ヤクの尾の毛」のことだそうです。

葉の形が「カシワ(柏)」の葉に似ていて、白っぽく細長い花を「白熊」に見立てて、「カシワバハグマ」と名づけられたといわれております。何時ものことですが、花の名前を付けた人に拍手だと思います。

カシワバハグマは、地味ですが他の花と生けると存在感を増す花です。この時期に咲く花では貴重な花といえます。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする