tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

冷たい雨、それでもお稽古

2011-10-05 18:51:38 | 茶の湯
午前中から降り出した雨が未だに屋根を叩いております。肌寒い一日となりました。我家では、我慢しきれずにとうとう暖房器具が出てきました。こんな日でしたがお稽古はありました。


初紅葉

運び出されたお菓子は「初紅葉」だそうで、いよいよ秋本番になってまいりました。

お菓子の銘は、お菓子屋さんによって色々ですが、季節の先取りが基本のようです。「初紅葉」は煉りきりの美味しいお菓子でした。
外は雨にうたれて吐く息が白く見えるようですが、お稽古場は二箇所でしますので双方熱が入りますので、温かすぎるくらいで、お点前をしている人は汗をかいておりました。皆さん真剣です。
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お稽古の中で

2011-10-04 19:39:21 | 茶の湯
今日も穏やかな過ごしやすい一日でした。
朝からお茶の用事であちこちと飛び回るような日でしたが、午後からは静にお稽古に専念いたしました。狭いお茶室に大勢の人が集まるとそれだけで部屋の中が暑くなります。


お菓子は「秋いろ」 器は吉見窯稔作

お菓子は?とたずねると、「秋いろ」です。という答えにお菓子をジット見ると、小さな黄色のイチョウがポツリと乗っておりました。小さなイチョウで小さな秋を感じて欲しいということなのでしょうか。


一服どうぞ!

たっぷりと美味しそうに点てられたお茶が運ばれて来ました。感謝をして、ゆっくりといただきましたが、まろやかなお茶の味は疲れた体も心も癒してくれます。


花はフジバカマとサクラタデ

床の間も無いほどの小さなお茶室ですが、ピーンと張りつめた空気は、どんな立派なお茶室でのお稽古にも劣らないものがあります。そういう空気の中に居ることが大好きです。
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シソ科アキギリ属アキギリが咲いた

2011-10-03 18:09:52 | 徒然日記
風の冷たさを感じる秋本番といった一日でした。

狭い我家の庭に珍しい花が咲き始めました。


アキギリ

この花は、シソ科アキギリ属でアキギリだそうで、5年前に我家にやって来て以来、この時期になると濃い紫色の花を咲かせます。
本州の中部から近畿にかけて自生しているそうで、木陰のやや湿気のあるところを好んで育つようです。素人の私でも毎年咲きますから、本来強い性質の種かも知れません。鉢植えでも30~40センチほどに成長いたします。

この花は一種生けではなく、何種類かの花と一緒に生けると存在感を増します。


アップに写すと・・

今週のお稽古には床の間に飾れると思います。それまで花が元気でいることを願って・・・。
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秋明菊一輪でも

2011-10-02 18:22:58 | 茶の湯
今日も過ごしやすい一日でした。先週のお稽古の中で、花だけが紹介をしていなかったので一日遅れで載せたいと思います。


秋明菊一輪

真の花入れに一輪の秋明菊を生けてみました。

広い床の間ですと小さい花は、その存在感を失ってしまいがちですが、花によっては、たった一輪でも床の間にも負けず、お軸にも負けずに堂々として凛としております。そんな花の中でも秋明菊は代表格かも知れません。

前にも書きましたが、秋明菊は菊と言う名前が付いておりますが菊ではなく、キンポウゲ科アネモネ属の植物だそうです。
多年性の植物で日本の山野にも自生していますが、これは古くに中国からの帰化植物が野生化したものではないかといわれています。花の色は、ピンク、白などがあり、一重咲きの他に八重咲きのものもあります。花びらに見える部分は実は萼(がく)だそうです。

生けました秋明菊は、薄いピンク色ですので多分園芸種だと思います。
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名残りの月に入って

2011-10-01 18:42:43 | 茶の湯
今日からお天気も下り坂のようで落ち着きの無い一日となりました。

10月は名残りの月です。
風炉から炉へ移る一ヶ月は文字通り、風炉の名残りを楽しむ月ともいえます。季節的にも晩秋で少し肌寒くなるので、風炉を少しでもお客様の近くにという心入れから畳の中ほどに据える、こんな心の表し方がおもてなしに通じるのかも知れません。



お菓子は、「すすき野」という銘で、つぶ餡を蓬の羽二重餅でくるんであるお菓子で、羽二重餅の餅々感とつぶ餡の甘さがなんとも言えず「美味しい」の一言です。茶碗は稲束を描いたもので、若手の京焼作家の作だそうです。



外は季節風が強めに吹き、何とはなしに肌寒むさ感じましたが、お茶室の中はといえばホンワカとした空間に、釜の煮えたぎる音だけが心地良い響きとなっております。
お稽古はそんな静かな中でお点前だけに集中・・・・。
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