tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

帰りの車の中で

2011-12-12 19:17:03 | 日常雑感
今日も師走とは思えない穏やかな一日でした。
所用で出かけた帰りの車の中で、西の空で一日の終りに精一杯の輝きを見せているお日様が雲を茜色に染めておりました。


赤信号で止まっている時に

車を走らせていて、信号待ちで止まる事を期待しながら運転していたのは初めてです。
何しろ幹線道路ですので、脇に止める事も出来ずに、ひたすら信号の赤になることを期待しチャンスを待ちましたが、西の空は刻々と明るさを失って行きます・・・。

やっと止まれたので一枚だけ撮れました。雲が綺麗だった・・・。


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小さな庭はまだまだ秋・・

2011-12-11 18:08:55 | 徒然日記
今日はこの時期にしては温かな、そして穏やかな一日でした。

朝起きてから一番にすることは、新聞を取りながら庭を見ることですが、まだまだ秋の我家の庭の紅葉が、静に一片(ひとひら)ずつ地面に落ちておりました。


落ちてもなを輝きを失わず・・

小さな庭を落ち葉が埋め尽くすのも時間の問題です。山紅葉を植え込んで10年経ちますが、やっと綺麗に色づくようになりました。そして、仕上がったばかりの垣根の上に地面まで辿りつけなかった紅葉がひとつ、へばりつくように・・・・。


風待ちの紅葉

ヒラリ ヒラリと舞うように落ちてくる紅葉を飽く事なく見ている私でした。

明日の朝が楽しみです。


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お菓子 木枯

2011-12-10 19:31:03 | 茶の湯
今日も冬らしい寒さの一日でしたが、引き続きお稽古でした。

昨日、今日とお菓子屋さんの届けてくれたお菓子は「木枯」という銘でした。


木枯

いかにも寒そうな冬のお菓子です。エアコンで温かな室内ですから美味しくいただけますが、寒い部屋では銘とお菓子を見た瞬間「寒そう・・・」と感じるかも知れません。

ところが、一口ほうばれば、そんな事を思ったことが嘘のように緩んでしまいます。表面は蓬餅に枯葉の焼き印がひとつ、中はつぶ餡がたっぷりと入っております。もちもちとした食感につぶ餡の何ともいえぬ甘さを抑えた上品な味が口の中に広がります。

そして、出されたお抹茶を心行くまで味わった幸せは何物にも変えがたいものがあります。


蕪と大根の絵

大根や蕪の出回る師走になると「大根や蕪の絵」の茶碗が使われます。
遥か昔の話ですが、冬の京都・鳴滝で親鸞聖人が休んでおられた時に、村の人達が親鸞聖人のために大根の塩煮作りおもてなしたのが始まりと言われております。

以来、鳴滝の了徳寺ではこの時期、中風封じになるといわれている大根焚(だいこんだき)が行われます。

こんな理由から大根や蕪の茶碗などが使われたといわれております。又、蕪は株が上がるという縁起からも好まれているそうです。
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白玉を床の間に

2011-12-09 19:08:21 | 茶の湯
明け方まで降っていた雨も上がりましたが寒い寒い一日となり、来る人来る人が口を揃えて「寒いですね~。」と言って入ってまいりまいりました。

今日は、今シーズン初めて床の間に白玉椿を生けて床を飾りました。


白玉椿斗万作の照葉
白玉と万作の照葉という組み合わせは今まで経験した事がありません。やはり今年は変なのでしょうか?

白玉椿は茶花として使う椿の中でも王様だと思っております。一口に白玉といってもたくさんの品種があり、関東・関西そして中部とそれぞれ同じ花(?)でも呼び名が違うものもあります。前回紹介した「初嵐」も白玉椿と呼ばれております。

ご存知の通り、茶花として椿を生けるときは、開いたものは使わずに蕾を生けます。したがって必然的に、蕾の美しい椿が求められます。

江戸の時代から、大勢の茶人達に愛で育てられた椿は「古典種」と特別に呼ばれ、今でも多くの茶を嗜む人々の間では、「古典種」といわれる美しい蕾を持った椿を好んで生けて楽しんでおります。

椿ほど手間いらずの庭木は有りません。これからも次々に開花して楽しませてくれます。
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椿 初嵐

2011-12-07 20:18:50 | 徒然日記
今日は比較的穏やかで過ごしやすい一日で、庭仕事で少し動くと汗ばむような日和でした。
庭仕事をしていると、白い物が目に止まりましたので、見てみると初嵐がこちらを向いて咲いておりました。


こちらを向いて 初嵐

色々調べてみますと、初嵐」は、すでに1847年の「剪花翁伝」には記載されているという古い品種だそうで、白い色で、一重で筒咲き、もしくはラッパ咲きで蕾は尖っております。


少し斜に構えて 初嵐

中輪で10月から3月にかけてが開花期といわれておりますが、我家の初嵐は、毎年炉開きの頃咲き始めます。ところが、今年は太神楽を使ったので忘れておりました。

初嵐」という風雅な名にふさわしく、清楚で優しい雰囲気の花です。


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たくさんの頂き物

2011-12-06 18:55:05 | 日常雑感
今日は寒い寒い一日でした。今週もお稽古が始まりましたが、ちょっと話を変えて見ようと思います。

昨日から今日にかけ、色々な頂き物がありました。


ラ・フランス

ラ・フランスは、フランス原産の洋なしで、日本では盛んに栽培されているのですが、本国フランスなどヨーロッパ各国では、気候が合わなかったためにほとんど生産されていないという珍しい品種だそうです。

日本では山形県、長野県が主な産地となっております。


緑茶かりんとう

京都池田の緑茶かりんとうだそうで、これから頂きますので楽しみです。
頂いた時は何かの道具かと思いましたが、お菓子と書いてありましたので二度ビックリです。

食べたら又ビックリするほど美味しいでしょうか・・・。


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千家再興 伊ノ部康之著

2011-12-05 18:47:12 | 本棚の中から
今日も身を切るような北風がいそう寒さを感じさせるような一日でした。

こんな日は本でも読んでじっとしているのが一番かも知れません。私の本棚からこの一冊を紹介したいと思います。


千家再興 伊ノ部康之著

利休の切腹によりお家断絶の危機にさらされた千家の再興を、正確な時代背景に基づき、時の権力者秀吉とそれを取り巻く大名達との確執などを、茶の湯をとおして見据えてゆく利休。

利休切腹後、道庵は飛騨高山藩金森長近に、少庵は会津若松藩蒲生氏郷にお預けとなり、秀吉の機嫌の直るのを待つことになった。そして、蒲生氏郷、徳川家康の奔走により、謹慎3年目にして京都に戻れる事になり、存亡の危機にあった千家の再興がなった。

こんな内容の小説です。夜の長いこの時期本など読んで過ごしてはいかがでしょうか。
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お正月を迎えるために・・

2011-12-04 19:05:18 | 日常雑感
今日は一日強い北風が吹き荒れておりましたが、お正月を迎える準備を少しずつして行こうと始めました。


門までの金閣寺垣風の垣根

本来は11月の炉開きに間に合うようにしたかったのですが時間的な余裕がなく今頃からになってしまいました。


腰掛待合前

青い竹は見ているだけで気持ちが清らかになるような気がいたします。こんな青い状態もほんの数週間で割った竹から黄色くなってゆきます。


建仁寺垣

隣家との境の建仁寺垣ですが、これは何日もしない内に枯れ始め黄色くなってしまいます。
ずっと青いままいてくれないかといつも思いますがいたし方ありません。植木屋さんは、「早く駄目になってもらわないと困る」と言っていりますが、とんでもない事でです。

お正月に間に合うでしょうか・・・。



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雨降りのお稽古

2011-12-03 18:46:54 | 茶の湯
今日は朝から冷たい雨の一日・・・。本降りの雨でしたが、今週最後のお稽古でした。

この時期、街に出ると決まってクリスマスソングが流れております。以前は、この音楽を聴くと忙しく追いまくられているようで好きではありませんでしたが、最近は余り気にならなくなりました。

そして、こんなオモチャのような茶碗を買ってみましたが、若い子は喜んで使います。


大忙しのサンタクロース

前後してしまいましたが、今週のお菓子です。急な寒さがやってきたのでお菓子屋さんも急遽変更して届けてくれました。


お菓子は初霜

写真のとうり、土に見立てた黒糖餡のそぼろに薄っすらと白い霜が下りております。そして中は、たっぷりとつぶ餡が入っておりました。お味は言うまでもありません。

想像していただければ・・・。ご馳走様でした。
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師走 最初のお稽古

2011-12-02 18:46:21 | 茶の湯
師走に入り最初の稽古日です。なにやら一気に真冬に突入したかのような一日でした。
今日の毎日新聞の余禄欄に面白い事が書いてありましたので、少し紹介したいと思います。

「根深雑炊生姜酒」は体の温まるものを並べた昔のことわざだ。根深雑炊は主にみそ仕立てのネギ雑炊、生姜酒はすり下ろしたショウガを熱燗に入れて作った。すきま風が吹き抜ける寒夜、体そのもので暖をとるのが手っ取り早かった昔だ。と、こんな事が書いてありました。根深雑炊なんて美味しいでしょうね・・・。

寒い一日ですが、稽古には皆さん出掛けてまいりました。


「道踏不瞋」 稲葉心田筆

国泰寺管長 稲葉心田老大師の墨蹟で、「瞋をしっかり見開いて道を踏み外すなよ」と、こんな意味でしょうか。


萩の花入に万作の照葉と大神楽

椿は昨日の写真で紹介した大神楽で、師走に入ってもまだ落ちずに頑張っている万作の照葉です。今までこのような組み合わせはなかったと思いますが、やはり今年は異常なのでしょうか??



今日の床の間です。まだまだ秋ですね。
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