tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

初釜のしつらえは・・・

2016-01-11 18:04:25 | 茶の湯
1月11日(月)成人の日
風が無いと同じ気温でもこれほど違うのかと実感した日でした。
昨日の初釜で疲労困憊のはずでしたが、昼食後、久しぶりに散歩に出かけました。

4キロくらい歩きましたが、帰って来てから足のだるさが無くなっておりました。
さて、今日も昨日の続きで初釜です。

   
   蓬莱飾り

塩月弥栄子先生の御考案された蓬莱飾りです。
誰にでも簡単に作ることが出来、かつお正月らしい雰囲気を演出できますので、我が家では、正月の定番のように毎年設えております。

   
   床の間

何時もと違う所は結び柳がないところで、昨年は忙しくしておりまして、柳の注文を忘れてしまい、お願いした時はすでに品切れと云う切ないものでした。

何時もある柳がありませんので、何となく寂しい床の間になってしまいました。

   
   軸

三島竜澤寺の山本玄峰老大師筆「松無古今色」。

   
   香合

今年の干支猿の「見ざる聞かざる言わざる」の香合。

   
   達磨さん

待合の掛物は達磨の画賛です。
「七転び八起大吉祥」前総持寺貫主大道晃仙禅師筆。

   
   玄関

南山の扇とお猿さんがお出迎えです。

今日一日のんびりできましたから、明日から、また頑張れるような気がいたします。
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初釜は・・・

2016-01-10 17:53:18 | 茶の湯
1月10日(日)
風も無く穏やかな一日で、願っても無い初釜日和でした。
昨日ほとんど準備はしてありましたが、今日でないと出来ない事もありますので朝早くから準備に大忙しでした。

   
   お料理

正午の席入りでしたので、挨拶の後直ぐにお料理を運びだしました。
各曜日のお当番の方達が盛り付けを担当して、その中の一人がお運びを受け持ってやってくれました。

   
   祝膳

祝膳と云いましても重弁当ですので、おかずとご飯が別々に入っております。
開けるとこんな風に見えます。

   
   椀物

椀物はお正月ですのでお雑煮です。
鶏肉団子の上に、柔らかなお餅をお団子の上に包みこむようにのせます。
そして、シイタケやニンジン、ほうれん草そして口柚子を添えてあります。

   
   花びら餅

お食事が終ると直ぐにお菓子を出しますが、これも毎年恒例の花びら餅です。

   
   中立の後

中立をしていただき席中をあらためてお茶の準備をして行きます。
座っていた皆さんもホットするひと時だと思います。
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初釜の準備は・・・

2016-01-09 18:08:07 | 茶の湯
1月9日(土)
風の無い静かな一日でした。
今日は明日の初釜の準備で朝から大忙しでした。

料理をしたり道具を出したり、そして、掃除をしたりと分担での仕事が続きました。

   

   玄関

玄関ではお猿さんの置物が皆さんをお出迎え致します。
のんびりした顔をしておりますが、いざとなった時は走り出すに違いありません。

   

   道具も揃い

表で使う道具はすべて出しました。
何時もの初釜と違いがあるわけではありませんが、数少ない道具の中から、あれこれとやり繰りしております。

   

   金柑

金柑の甘露煮です。
これは私共で茶道教室を始めた時からの定番となっております。

   

   田作り

田作りですが、これも欠かせないひと品です。
出来合いの物を買ってくれば簡単に済みますが、そこが私たちのこだわりと云うほど大げさではありませんが、すべて手作りの料理を皆さんに召し上がっていただこうと、今でも松が明けるのと一緒に、出来るものからコツコツと作っております。

初釜が終るとやっと、お正月の気分になれるのかもしれません。
準備は万端です。
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お年玉を渡すと・・・

2016-01-08 18:31:31 | 非常勤講師奮闘記
1月7日(金)
気温は下がり寒くはなりましたが、過ごしやすい一日でした。
今日は高等学校へ行って来ました。

   

   お年玉

今年初めての授業でしたので、子供だましのような「お年玉」を用意して行きました。
授業が90分ですので、少しの合間に、気分転換の意味を込めて渡しましたが、誰もが嬉しそうな顔をしてニコニコと受け取っておりました。

「開けていいですか?」と云って、出したり覗き込んだりしておりました。
可愛いもんです。

   

   お菓子

今日のお菓子は、紅白の梅をあしらった「咲き分け」と云うお菓子でした。
杏子を使った餡子でしたが美味しそうに食べておりました。

授業は学園祭が終りましたので、お点前はせずに、来るべき試験に備えての教科書を読みながらの勉強になりました。
今までは、筆記用具など持たずに、只々読み合せているだけの感じでしたが、試験の日にちを発表してからは、すっかりやる気を見せて、言う事を一生懸命書き込んでおりました。

どうやら、私の言い回しの癖が解って来たのかも知れません。
もしかしたら、100点採る子もいるかもしれません。

期待していましょう。
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有終の美を飾ることなく・・・・

2016-01-07 16:59:44 | 日常雑感
1月7日(木)七草
早くも七草です。
七草粥を頂いた方も多いかと思います。

子供の頃は何が入っていたかは分かりませんが、野菜の入ったお粥を食べた記憶があります。
今日午前中は暖かでしたが、午後からは冷たい北風が吹き出し、冬らしい寒さになって来ました。

   

   今年の楓

我が家の楓は秋を感じることなく冬に入ってしまいました。
どの枝も葉を付けてはおりますが、紅葉することなく枯れてきてしまいました。

気温が下がらずに紅葉することが出来なかったようです。
何となく無惨な姿といいたくなってしまいます。

   

   一昨年の楓

一昨年の楓です。
自宅の庭できれいな紅葉が見られましたが、去年も葉が枯れていまい、今年も同じような結果になっております。

露地いっぱいに落ちた紅葉も綺麗でしたのにとても残念です。

   

   落葉

一昨年までこんな光景を見られましたが、2年連続で紅葉しなくなってしまいました。
やはり地球の温暖化の影響なのでしょうか・・・


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文字に心を込めて・・・

2016-01-06 17:32:54 | 日常雑感
1月6日(水)小寒
今日は小寒。
寒さが極まる少し手前の頃をいい、「小寒の氷、大寒に解く」と云う言葉があるそうです。

世の中が動き始めました。
また忙しくなりますので、その前にお医者さんのハシゴをして来ました。

   
   
   薬

一番混雑する心臓の病院へ行き2時間近くかかりました。
一昨年心臓の手術をしましたので、1ヶ月に一度、心電図と血液検査をして診察です。

今日も心臓は不整脈も無く順調に動いておりました。
そのためには不可欠な薬を飲み続けております。

続きて、耳鼻科へ行って聴力の検査です。
こちらも、昨年の春に突発性難聴になりまして継続的に検査と診察です。

やはり薬が出ましたので毎日飲まなくては・・・

最後に眼科です。
こちらは眼圧が高いため、いつも人間ドックでひっかかりますので、定期的に診察を受けております。

   

   年賀はがき

お正月になって以来、書き続けておりました年賀状も今日で終わりにしたいと思います。
裏も表も自分で書いておりますので、返事を書くのに今頃になってしまいました。

学生達はもう直ぐ会いますから、その時にお礼を言えばいいようですが、これは自分の気持ちの中の問題ですから・・・。
学生たちも言葉を選んで書いてくれておりますので、私もその人にあった言葉を選び心を込めて書きました。

初釜の準備は着々と進んでおります。
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紅侘助の流転

2016-01-05 18:28:56 | 日常雑感
1月5日(火)
今日も暖かな一日でした。
温かくて私たちは結構ですが、雪の無いスキー場のニュースを見る度に気の毒にと思ってしまいます。

      

   紅侘助

寒さに強い紅侘助がたくさん咲いておりました。
木が大きいために、いつも下を通っているのに気が付かなかったからです。
広い屋敷でもないのに大きな椿(侘助》の木です。

数十年もなりますが、軽のトラックで椿の生産地まで椿を求めていった時に、賀茂本阿弥や曙など数種類の椿を購入しました。
帰り際に、そこのご主人が、畑の端に横たわっていた大きな木を指さして「これ持って行かない?」「こんなに大きいのは植える所がないから・・・」

「そうかい。やるから持って行きな。こんなに大きくなってしまうと売れないんだよ」と云うご主人。
そうして頂いてきた侘助です。

   

   紅侘助

畑から掘り出され、随分長い間横たわっていとと云いますが、木が大きかったので自力で生きていたようです。
我が家に来たときに、殆どの枝を切って、生かすことだけにしたのが良かったのか、しっかり根付いて、立派に枝を張って毎年たくさんの花を咲かせております。

花を使うときは、高枝挟みを使って切り取ります。


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この坂の向こうには・・・

2016-01-04 17:50:08 | 日常雑感
1月4日(月)御用始め
お正月とは思えない暖かな日が続いております。
多くの方が仕事始めだったと思いますが、私どもでは、初釜が終らないとお稽古が始まりません。

   

   梅一輪

梅一輪 一輪ほどの あたたかさ  嵐雪

散歩日和です。
11月から散歩に出かける事も無く忙しく過ごしておりましたので、久しぶりに散歩に出かけて見ました。

散歩道の梅の木ですが、早くも咲き始めておりました。

   

   坂の向こうに

車の途切れるのを待って撮って見ました。
いつも通る道ですが、この風景が大好きで、向こうの見えない坂道は見ていてワクワクします。

司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」が好きで、何度か読み返してはおりますが、そのたびに涙ぐんでしまいます。
その影響かも知れませんが、坂の上を見上げる風景が好きで、何処に行っても坂道があると立ち止まって眺めてしまいます。

それにしても素敵なタイトルを付けたものだと思います。
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打出の小槌香合で・・・

2016-01-03 17:01:12 | 茶の湯
1月3日(日)
静かな三が日が終ろうとしております。
明日からお仕事と云う方が多いいと思います。

1週間くらい仕事から離れて遊んだ後だけにちょっと辛いかも知れません。

      

   小槌香合

打ち出の小槌を香合にしたものです。
昔から、振る事により様々な願い事が叶うという槌のことで、昔話や語り伝えられている各地の民話などにもよく登場してくる伝説上の小道具でもあります。

一番有名なのが大黒様が持っている小さな小槌が富をもたらす象徴として伝えられております。
お正月ですので、一振りしていただいて、皆様の願いをかなえて見ては如何でしょう。

我が家のお正月にはよく使う香合です。

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稲荷人形の香合は・・・

2016-01-02 15:52:02 | 道具は語る
1月2日(土)
静かなお正月です。
午前中に初詣、ご近所への挨拶を済ませて、後はのんびりと過ごしました。

   

   稲荷人形

亡き先生から頂いた、稲荷人形の干支香合です。

稲荷人形発祥の地、稲荷山の土には物を利する霊験があると伝えられ、持ち帰る風習があったと云われております。
稲荷山周辺の住民は、この土を丸めて粒にして売るようになり、次第に玩具が作られ土産物として売られるようになったそうです。

元々は、埴輪や土器などを作っていた人達が人形を作りだしたと伝えられておりますが、この人形が「稲荷人形」と云う名で全国に広がり、各地に土着して郷土人形になったとされております。

代表的なのが博多人形だそうです。

   西行も 牛もおやまも何もかも 土に化けたる 伏見街道

こんな句を一休禅師が残した程いろんな物や人を題材にした土人形を作ったそうです。





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