最近、上空をヘリコプターが飛んでます、何を調べているのかと聞きましたら「台風通過後の送電線の様子を調査してる」そうです。
そういえば、少しばかり過去の記事になりますが・・・
毎日Web記事より(10/10付け)
【台風18号:洪水対策、機能した「上野遊水地」 木津川越流堤から自然流入 /三重
◇増水の木津川越流堤から4カ所へ
大雨に伴う木津川水系の洪水対策を担う国交省の「上野遊水地」(伊賀市)。一定流量を超えた場合、川水を農地に逃がし、水位を下げる仕組み。台風18号の通過に伴い、伊賀地域は強い雨となり、木津川も増水。四つある遊水地はすべて水に浸った。同省木津川上流河川事務所(名張市)によると、前線の活発化に伴う大雨となった94年9月以来という。流入水量は今後、測量で確定され、防災対策に生かされる。
遊水地は木津、服部、久米の3河川の合流地点にあり、長田=55.1ヘクタール、許容水量172万トン▽木興=70ヘクタール、同242万トン▽新居=61.2ヘクタール、同206万トン▽小田=62.2ヘクタール、同280万トン--の4カ所。普段は水田や畑として使われており、同省は浸水を前提に、所有する農家らと地役権保障契約を結んでいる。
合流地域は過去幾度となく、はんらんし、戦後最大が1953(昭和28)年の台風13号。540ヘクタールが水浸しとなり、水量は1610万トンに達したとみられる。
上野遊水地整備事業は洪水対策として69年に始まり、07年に暫定運用が始まった。各遊水地に各1カ所、水を取り込む越流堤があり、増水時には水が自然に流れ込む。一方、遊水地と水路との境にある樋門の開閉は必要で、光ファイバーを通じて集中管理センター(小田町)で操作する。
台風18号がもたらした延べ雨量は、同事務所によると伊賀市高尾で343ミリ、名張市南町で138ミリ。津地方気象台によると伊賀市上野では157ミリだった。遊水地への水流入は今回も、低地の小田に始まり、長田、木興、新居の順に続いたとみられる。
同事務所によると、樋門操作を委託されている市消防団員は7日午後11時半ごろ、センターに出動。約1時間以内に操作を開始し、作業は8日午後3時まで続けられた。台風通過後、遊水地の水位は徐々に下がった。河川はんらんによる直接の家屋浸水はなかったといい、同事務所の橋本豊治・副所長は「所期の機能は果たせた」と話す。
同事務所は8日、上空からビデオ撮影し、水位跡やよう壁に付着したごみを手がかりに測量し、流入水量を算出する。近年の大雨による流入面積・水量は、82年8月505ヘクタール、1070万トン(上野での延べ雨量362ミリ)▽90年9月176ヘクタール、185.5万トン(同277ミリ)▽94年9月214ヘクタール、流量データなし(同151ミリ)▽04年10月95ヘクタール、流量データなし(同96ミリ)。同事務所は「(4遊水地の許容水量合計の)900万トンに達するのは100年に1度のレベル」としている。(渕脇直樹)】
参考:木津川上流河川事務所HPより「上野遊水地事業」 「木津川流域の河川災害」
なるほど、浸水の被害は最小限に抑えられたということでしょうが、この「上野遊水地構想」=「上野市街地を洪水被害から守る」と言いながら、実は「大阪の水害を防止することが目的」(枚方より下流の淀川沿いにある大阪市の水害を防止するため)であることを忘れてはいけない!
ということを中学校時代「山なみ」という時間に教わったことがあると・・・我が子たちが言っていたことを思い出しました。
ただ、もっと意味の深いところまでは進まなかったようですが・・・
話がそれた感がありますが、大阪淀川流域に住む人たちのために伊賀の地は役立っている、ということでしょうか。
そういえば、少しばかり過去の記事になりますが・・・
毎日Web記事より(10/10付け)
【台風18号:洪水対策、機能した「上野遊水地」 木津川越流堤から自然流入 /三重
◇増水の木津川越流堤から4カ所へ
大雨に伴う木津川水系の洪水対策を担う国交省の「上野遊水地」(伊賀市)。一定流量を超えた場合、川水を農地に逃がし、水位を下げる仕組み。台風18号の通過に伴い、伊賀地域は強い雨となり、木津川も増水。四つある遊水地はすべて水に浸った。同省木津川上流河川事務所(名張市)によると、前線の活発化に伴う大雨となった94年9月以来という。流入水量は今後、測量で確定され、防災対策に生かされる。
遊水地は木津、服部、久米の3河川の合流地点にあり、長田=55.1ヘクタール、許容水量172万トン▽木興=70ヘクタール、同242万トン▽新居=61.2ヘクタール、同206万トン▽小田=62.2ヘクタール、同280万トン--の4カ所。普段は水田や畑として使われており、同省は浸水を前提に、所有する農家らと地役権保障契約を結んでいる。
合流地域は過去幾度となく、はんらんし、戦後最大が1953(昭和28)年の台風13号。540ヘクタールが水浸しとなり、水量は1610万トンに達したとみられる。
上野遊水地整備事業は洪水対策として69年に始まり、07年に暫定運用が始まった。各遊水地に各1カ所、水を取り込む越流堤があり、増水時には水が自然に流れ込む。一方、遊水地と水路との境にある樋門の開閉は必要で、光ファイバーを通じて集中管理センター(小田町)で操作する。
台風18号がもたらした延べ雨量は、同事務所によると伊賀市高尾で343ミリ、名張市南町で138ミリ。津地方気象台によると伊賀市上野では157ミリだった。遊水地への水流入は今回も、低地の小田に始まり、長田、木興、新居の順に続いたとみられる。
同事務所によると、樋門操作を委託されている市消防団員は7日午後11時半ごろ、センターに出動。約1時間以内に操作を開始し、作業は8日午後3時まで続けられた。台風通過後、遊水地の水位は徐々に下がった。河川はんらんによる直接の家屋浸水はなかったといい、同事務所の橋本豊治・副所長は「所期の機能は果たせた」と話す。
同事務所は8日、上空からビデオ撮影し、水位跡やよう壁に付着したごみを手がかりに測量し、流入水量を算出する。近年の大雨による流入面積・水量は、82年8月505ヘクタール、1070万トン(上野での延べ雨量362ミリ)▽90年9月176ヘクタール、185.5万トン(同277ミリ)▽94年9月214ヘクタール、流量データなし(同151ミリ)▽04年10月95ヘクタール、流量データなし(同96ミリ)。同事務所は「(4遊水地の許容水量合計の)900万トンに達するのは100年に1度のレベル」としている。(渕脇直樹)】
参考:木津川上流河川事務所HPより「上野遊水地事業」 「木津川流域の河川災害」
なるほど、浸水の被害は最小限に抑えられたということでしょうが、この「上野遊水地構想」=「上野市街地を洪水被害から守る」と言いながら、実は「大阪の水害を防止することが目的」(枚方より下流の淀川沿いにある大阪市の水害を防止するため)であることを忘れてはいけない!
ということを中学校時代「山なみ」という時間に教わったことがあると・・・我が子たちが言っていたことを思い出しました。
ただ、もっと意味の深いところまでは進まなかったようですが・・・
話がそれた感がありますが、大阪淀川流域に住む人たちのために伊賀の地は役立っている、ということでしょうか。