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その方はは私より少しお若い会社の社長さんでした。緑公園のこの堤の道を散歩しながら私にいろんな植物のこと野の花のことを教えてくれました。
タンポポには2種類あって日本古来のエゾタンポポは少なくなって基盤整備で整えられた圃場などに咲くタンポポの大部分はセイヨウタンポポだ、なぞと教えられて驚いたりしました。
あるとき友はいいました。「子どもの頃この堤の道にはアザミの花がいっぱい咲いていて私の大好きな花でした。でも今はこの堤の草をキャタビラのついた草刈り車が猛烈な勢いで草を刈りとばしている。だからアザミの花は絶えてしまって見られなくなってしまってさみしい」 その懐かしい友がお亡くなりになってもう5年ほどになります。
今は、この堤には町の計画でなにがしかの賛助金をだしてその後の手入れをすることを条件の○○の桜とプレートをつけて個人名義の桜の苗木を植樹して桜並木を作る事業が進んでいます。だから堤の草刈りは自分のさくらの木の周りを個人でなさるようになりました。そしてきれいな野の花のアザミとかヤブカンゾウとか萩の花とかは刈り残されて咲くようになりました。
このきれいなアザミに花にキアゲハの蝶ががやってきました。友が見たらどんなにか喜ぶことか、私はなき友のことをしみじみと懐かしみながら花と蝶を見ていました。