今夜あたり台風8号が東北地方に上陸?かと言うことで今日の会津は冷たい雨が降っています。強風豪雨にならないように祈るばかりです。
会津を直接襲った台風はすくないんですけど
会津地方を襲った強い台風といううと昭和20年台ノ後半に襲った強い台風の思い出があります。70年も昔、私がまだ20歳代の頃で記憶も薄れていますけど、台風の名前は女性の名前だったような気がします。すごく中心気圧が低い台風襲来の予報でした。
台風が近づいてくると気圧が下がっていくのが重々しく体に感じて不安いっぱいになった記憶が残っています。その頃私は奥会津只見で暮らしていました。
奥会津の山あいの川は急流で平地より深い所を流れており洪水で水があふれることはほとんどありませんでした。川岸の崖が洪水で崩れなないようにする岸護岸工事はなされていましたけど、洪水があふれ流れれ出すのを防ぐ堤防はほとんどありませんでした。
でもあのときの台風の豪雨では川幅いっぱいに濁流が流れ、あふれた濁流は道路を洗いました。集落の男どもは蓑笠を身につけて恐怖の思いで轟音を立ててながれる濁流を眺めていました。でも田畑や家屋敷には被害はなっかったような記憶です。
その頃の只見川にはダムが少なくて清流が音をたてて流れていました。でも只見川のダムはどんどん増えてやがては田子倉のダムから三島町宮下のダムまでは流れは消えて水をまんまんとたたえるダム湖の連続になりました。
そのせいかどうかは分かりませんけど2011年(平成23年)の福島新潟豪雨の時には大きな被害がでて多くの橋梁が流されJR只見線は一部不通になりバスによる代行運転が長い間なされていました。数年前から復旧工事がなされていますがまだ完成はしていないようです。場所によっては家屋の被害もあって電力会社からの補償もあったやに聞いております。
今は地球温暖化による気象状況の変動や、ダムなどの流路の変動で過去には起きなかったような事故が起きたりするんですよね。もちろんその対策は充分にとらていると思うンですけど、自然災害は思わぬ事態で起きたりします。ひたすら台風8号が穏やかにすぎるのをいのるばかりです。