とある設計事務所のスタッフダイアリー

兵庫の輸入住宅建築設計事務所・セルビーハウジングのスタッフがふと感じたこと、つぶやきを日記にしてみました。

住宅のアスベスト使用状況について

2005-07-21 23:57:09 | 住宅事情・商品情報
最近、新聞やニュースで大きく報道されているアスベストの健康被害ですが
製造工場関係の被害で死亡者数が500名を超え労災から公害へと発展して来ているようです。
関係者様には、心から御見舞い申し上げます。

アスベストの直接石綿状態(茶石綿・青石綿)での使用は、平成7年に
法律により使用禁止になりましたが一部のアスベスト(白石綿)が
昨年まで住宅にも使用されていました。

皆さんも「自分の家には使われていないだろうか?被害はないのか?」
と心配ではないかと思い記事にしました。
 
基本的に石綿(アスベスト)とは、石が自然現象により綿状に変化したもので
火山活動により火成岩の一種が地殻内のマグマの裂け目に水が浸入し
高圧力のもと熱水作用を受け、その裂け目に生成する繊維状結晶のことを言います。

住宅の壁に良く入っている断熱材で一般的に使用されていてアスベストに
良く似ているのがグラスウール・ロックウールです。
見た目が似ているので心配かもしれませんがシックハウス対策までされている
安全な製品ですのでご安心下さい。
詳しく説明されているHPがあるので参考にしてください。ロックウールQ&A

 最近まで住宅の製品の中にアスベストが含まれているものは、セメント系外壁材(サイディング)と薄いセメント系屋根材(カラーベスト・フルベスト)です。
どちらもセメントで固められた製品でその中の一部に最近まで含まれていたようです。

しかし、今回の被害でも分かるように空気中に飛散した塵状のものを大量に吸い込んで健康被害が出ているようですのでサイディングやカラーベストのようにセメントで固められた製品から塵状のものが出るとは考えられません。
ただし、解体時には、いくらか飛び散るようなので水で湿らせる等の対策をして飛び散らないように作業をする必要が有ります。
クボタ松下電工の見解
サイディングメーカー ニチハの見解

もちろん、これから家を建てられる方は対策済みなのでまったく問題ないのんですが、今住んでいる家でも上記のような部分にしか入っていないし飛散の心配もないのでご安心下さい。
セルビーの建てさせて戴いた家も安心です。
セルビーハウジング

これからも役立つ皆さんに情報があれば発信しま~す。

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