かなり経ちますが去年の冬、北海道に個人旅行に行った時の事です。
うちの会社は味にこだわる人が多く、旅行幹事が過半数を満足させるのは北海道が手っ取り早いと、いろんな候補が上がるものの、社員旅行はいつも北海道になってしまう関係上、道南は他の場所より行き慣れているので、ツアーではなくすべてフリーで行ったのですが
今回は、どうしても
観光地ではなく地元の人が行く美味しいすし屋に行ってみたいと思い
数回乗ったタクシーの運転手みんなに聞きながら最終的に観光地はずれの安くてうまいと言われる所に行ってみました。
と言っても、運転手さんが言っただけで雑誌にも載らない小さなすし屋。
不安を感じながらのれんをくぐってみました。
13時過ぎでしたがやっぱり客はいませんでした。
座敷に座らせてもらい、メニューを見ましたが、行きなれていないせいもあり
何を頼んだら良いのかさっぱり分かりません。
熱いお茶を持ってきてくれたおかみさんが「客さ~ん、どこから来られたの~?」
「兵庫県です~」
とか、会話をしながら 何を頼んだら良いのか聞いてみました。
「この店のお勧めメニューは何ですか?」
と、すかさず「予算もあるけど、そりゃ~、
うち来ればこれ食べときな! 間違いはないよ!!」
とおかみさんは、自信満々でそう言いました。
それは、特上にぎりで、下駄のような皿に寿司が8~10個のっているだけで2600円のものです。
すし屋とは、普通そうなのだろうけど、普段100円くるくる寿司で5皿とお昼用お得うどんで(630円)満足しているものにとってすごい金額。
がしかし、
おかみさんのあまりに明るく力強い言葉に
これを食べなきゃわざわざ北海道まで来た甲斐がないとまで思い、思い切って注文してみました。
たった10個にぎるのに15分は待たされただろうか
その間にビールのアテに持ってきてくれたお
お漬物が また めっちゃくちゃ旨く
止まらなくなってしまい
追加注文のつもりで4皿も食べてしまいました。
当然のごとく、特上にぎりは旨く、結局、頼んだお漬物は全部サービスしてもらい
大満足の
一生忘れられないお昼御飯となりました。
休みの時も常に会社のことを考えている私は、(ちょっと言い過ぎか?)そこで考えました。
あのおかみさんの「うち来ればこれ食べときな! 間違いはないよ!」と言う言葉にピーンと来たのです!!
うちの会社でもいつも同じようなことを言っているのです。
「せっかくセルビーで建てるんだから、こうしましょう・・・・・。」
言葉は違いますが、自分の会社の良いところを理解し
お客さんにそれを見てほしいという想いから出る言葉には変わりはありません。
完全フリープランで、国産から輸入部材まで数々選べる商品群とトータルデザインバランスを考えたコーディネートに自信が無いと決して即答できない言葉です。
短い言葉ですが、多く説明しなくても深く心に伝わる言葉なんだなーと、感じました。
寿司の注文の仕方が分からない私を満足させてくれたおかみさん
建築ではほとんどの人が家を建てるのが初めてで注文の仕方が分からない時の自信に満ちたあの言葉
自分は、お寿司を食べて一生忘れられない思い出を作ってもらいました。
これからも、自分たちは建築を通して一生忘れられない、思い出に残る夢の家づくりを自信を持ってお手伝いして行こうと
固く決意した良い体験でした。
ちょっと、長くなってしまいましたが
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有難うございます。