基礎もようやく完成しました。
鋼製型枠で施工し
立ち上がり幅15センチの基礎です。
前回の記事で掲載しました配筋状況の写真です。
良く見ると真ん中の縦のラインより右と左とでは鉄筋の間隔が違うのがわかりますか?
右は、13ミリが15センチピッチで
左は、13ミリが20センチピッチに入っています。
しかも、外周だけではなく建物の中心にも深く掘り込んだ配筋させた基礎が有ります。
これが木造でありながらその建物の形状に合わせ構造計算されている基礎です。
一般的にベタ基礎と言われる基礎は、外周のみを深く掘り、内部の基礎は厚さ12センチ以上の鉄筋入り土間コンクリートで施工されているのが普通だと思います。
しかし、構造計算をすると内部にも建物の荷重がかかる所が有り、大地震の時に家の真ん中で基礎が折れてしまうというのです。
2階建て以下の木造住宅では構造計算しなくてもよく、建築基準法をクリアした上で、それぞれの工務店の経験に任されていますが
最近では、耐震偽造の話しも有り、建築希望の方には気になるところだと思います。
構造には神経を注ぎ多少お金がかかっても基礎だけはきっちりしている方が良いですねー。
もちろん、地盤調査を実施した上での話しです。
セルビーでは構造計算された基礎を標準仕様にしています。
皆さんも、基礎の工事現場があれば鉄筋の配筋を良く見ておいてください。
コンクリートを入れてしまうと見えなくなるところもきっちりしている会社は信用できると思います。
それと基礎のコンクリートを打設した後の養生期間も意外と大事ですよ。
冬場は特に気温が低いとコンクリートも固まりにくいので最低8日間は、型枠を外さずにそのまま措いておきましょう。
ちなみに夏は、3日以上でOKです。
儲け主義の会社は、冬でもちゃっちゃと上棟してしまうので気を付けましょう。
当社は、60日工期です。と、自慢しているところは問題外です。
次は、ツーバイフォーのフレーミング工事です。
人気ブログランキング