日本民家集落博物館で11月3、4日に小豆島の「農村歌舞伎」が上演されたので見物してきました。
中でも「デコ芝居」を興味深く観せてもろた。
「デコ芝居」いうたら、デコ(張子製の人形)を黒子さんが二人羽織のように操って演じやはる芝居です。勿論自分は初めてです。
ナレーションは舞台袖で太夫さんが語らはるけど、台詞は黒子さんの受け持ちです。
始めは珍しい人形芝居やな!と思て観てたけど、途中からは演者さんとデコの一体感にだんだん芝居に引き込まれました。
パンフレットには「こうした形態の芝居は全国でも珍しく、その起源など不明な部分も多く…」と書かれ、(香川県指定無形文化財)だそうです。
農村歌舞伎の素朴な面白さと、300年前からの伝承に敬意をはらいながら楽しませてもらいました。
終演後に後継者不足を心配しておられるとの話が伝わってきました。