コース 南海電車・極楽橋駅~女人堂~弁天岳~大門~奥の院前 (9.1㎞)
兄から「涼しい所へ行こう!」と電話がありました。暑い毎日で、涼しい所は歓迎です。
よく聞くと「高野山・女人道」を歩こうと言う誘いです。
何年か前の夏、晴れた日に高野山へ行って、暑くてたまらなかった事があります。
その事を思い出しましたが、山道なのでOKしました。木陰があると思ったからです。
楽な山道と考えていましたが、女人堂からの登りは結構急な所が何か所かありました。
特に、弁天岳と女人道のピークへの登りは疲れました。
甘く考えていたハイキングでしたが、暑さのせいもあり思ったより大変な登山でした。
でも、歴史を感じながら、自然を満喫しながらの山歩きは、いつもの山歩きと少し違いました。
信仰の山歩きならではの達成感があり、心が少し洗われた気持ちになりました。
高野山・女人道・・・山上の聖地・高野山は明治の初期までは女人禁制でした。
女性が入れたのは、高野山の7つの入り口にある女人堂まで。
女人達は女人堂跡をつなぐように高野山を一周する細く険しい道を辿ったと言われます。
この道が「女人道」と呼ばれています。
極楽橋の駅には沢山の風鈴が出迎えていました。駅から女人堂までは舗装されたゆるやかな上りが続きます。
約1時間で女人堂に着きます。記念撮影しました。 女人堂からは細い山道に変わります。
山道をアップダウンして開けた所で「大門」が目前に迫ります。高野山の総門で東大寺・南大門に次ぐ大きさと言われています。聖地に少し近づいた気持ちになります。 ここも女人結界で昔、女性は入れませんでした。門をくぐると壇上伽藍や金剛峯寺に続く道があります。女人道はここをくぐらないで尾根道を歩きます。
女人道のピークから和泉山脈の山並みが望めます。 外国人の観光客を多く見かけました。山奥の祠にも興味があるようです。
女人道には石標や標識が分岐点にあり迷いません。女人道ピークで北東の方向に祈っている方がいました。
女人堂前の女人結界です。女性が自由に聖地に入れるようになって「バンザイ!」です。