大阪音楽大学「音楽博物館」は、2002年4月に開館され世界各地の楽器資料約3.700点を所蔵し、約1.000点を常設展示をしています。所蔵資料は、大きく 世界の楽器と音楽・関西の西洋音楽・関西の伝統音楽の3つの分野で構成されています。
日本の伝統的な音楽に用いる和楽器のほとんどが外国渡来のもので、大陸から伝えられた楽器が歴史を経て定着したり、日本の各地で独自に発展したことを教わり、三味線や箏の由来の説明は興味深いものでした。世界各地の民族楽器や、希少価値のあるバイオリンなどの解説と演奏もして下さいました。
今日一番興味深かったのは、西洋楽器・ピアノが時代と共に進化し、音色や音の広がり方の変化を6台のピアノを実際に演奏して聴かせて下さったことです。
ピアノの詳細と演奏曲は
①1794年 英・ロンドン M&W ストダート製 演奏曲・モーツアルト ピアノソナタ
②1816年 英・ロンドン ブロードウッド製 演奏曲・ベートーベンピアノソナタ いわゆる「月光」
③1820年 英・ロンドン J カークマン製 演奏してくださった曲 不明
④19世紀中頃 奥・ウィーン シュバイクホーファー製 演奏曲・シューマン 「トロイメライ」
⑤1869年 英・ロンドン ブロードウッド製 演奏曲・ジョンフィールド 「ノクターン」
⑥1911年 仏・パリ エラール製 90鍵 演奏曲・ショパンの「ノクターン」
年代順にピアノを演奏して下さいました。左から古い順です。
⑤1869年 英・ロンドン ブロードウッド製です。譜面台が豪華です。
アルプスが思い浮かぶ「アルプホルン」です。 インドネシアの民族楽器「ガムラン」です。