山好きの友人と話していて「武庫川渓谷・廃線跡」の話しがでました。何度か行ったことがあり、武庫川渓谷の美しさと真っ暗なトンネルを歩くスリルが楽しかったのを思い出しました。再び歩きたくなり、梅雨の晴れ間の今日歩きました。
阪急宝塚駅から 木の元バス停まで歩きました。交通量の多い車道でダンプカーもかなりのスピードで通り過ぎて行きます。歩くのには適さない道でした。木の元バス停から少し住宅の中を歩くとのどかな田園風景が現れ快適な歩きになりました。ほどなく武庫川の左岸沿いにハイキングコースの入り口があります。ここには立て札があり「自己責任で歩く事」が書かれていました。
このコースには6つのトンネルがあります。中は真っ暗で、懐中電灯は必携です。うす暗い明かりを頼りに枕木があったり、ゴロゴロした石を踏みながら歩くのはスリルがあり探検気分が味わえます。向こうの方に出口の明かりが見えるとホッとして少し足が速くなりました。
武庫川渓谷は、巨大な岩がゴロゴロしていたり、対岸には岩山がそびえている様な所が多くありました。武庫川と言えば、河口付近の幅が広くて静かに流れる姿を想像しますが、少し山にはいると姿は一変し荒々しく美しい渓谷に変化します。手軽に楽しめる素晴らしい渓谷歩きです。
【左】最初のトンネルです。長さ300mをこえます。中は真っ暗で探検気分になります。約5分で通過しました。
【右】トンネルを2つ通過した頃から川には巨岩や奇岩が多くなります。流れも急です。
美しい渓谷に思わず立ち止り写真撮影している仲間です。
【左】トンネルの出口に水たまりがあり、向こうの景色が写っています。美しい光景に思わずシャッターを押しました。
【右】トンネルの向こうに鉄橋が・・・。鉄橋は通れません。横に歩道が付いています。
途中 チョウとトンボが沢山飛んでいました。上手く焦点が合わなくて写すのに少し苦労しました。
【左】武田尾駅近くになって大きな岩はほとんど無くなり流れも緩やかになりました。
【右】終点の武田尾駅です。ホームの端が武庫川に掛かっています。