1級受検者にとって本当に恥ずかしいことですが、先日念願の漢和辞典を購入しました。
「小学館 新選漢和辞典 第8版 小林信明編」
値段も3,000円と使い方によっては、安い買い物かなと納得しております。
今までは20,000円以上もする電子辞書を使っていましたが、”引く”速さからいえば
電子辞書の方に分があるでしょう。
でも、漢和辞典には電子辞書にない利点が数多くあるのです。
電子辞書では音読み、訓読み、部首、総画数がわからないと、ペンでなぞって目的の字を探すのが一番簡単な方法でしょうか。
しかし漢和辞典は、読み・部首・画数がわからなければ目的の文字に辿りつくことは不可能です。
要するに”頭”を使うのです。
ページを繰る
「繰る」というのは、指を動かすよってある程度に脳に活性化を与えていると思う。
電子辞書にはない、書籍独特の所作になります。
漢和辞典は部首毎の画数に拠って纏められています。
目的の文字に到達する前に前後にある漢字に思わず目が行ってしまいます。
そうです、「思い」が広がるのです。
お察しの通り電子書籍は、わたしは認めていません。
(漢検DSなんてもってのほかです!)
流行本・アニメ本を読むのには電子書籍で十分でしょうが。
本屋さんに行って何を買うわけでもなく、ぶらぶら見て歩くのが好き。
あの本を開いた時に感じる匂いを嗅ぐのが好きなのです。
アマゾン・キンドル等の電子書籍は、今後もある程度書店からシェアを奪うと思う。
でも、どこかで絶対頭打ちがくる。
本好きは絶対に電子書籍には移らないだろうし、ましてや贔屓の作家の本は電子書籍なんかで読みたくないと思うから。
電子メールのどんな素晴らしい文章より、少し拙くても丁寧に書いた直筆の手紙には絶対敵わないのと同じだと思う。
わたしは、ディジタルからアナログに逆行しているかもしれません。
漢和辞典、本当に購入して良かったと思っています。
困ったことは「寄り道」が少し多くなったことでしょうか。笑
司馬遼太郎とか浅田次郎の小説を読むと、驚くほど1級の漢字が使われています。
(もちろんルビ振りですが)
最近は、気持ちが落ち着いてきたのでまた本を読み始めています。
取り敢えず、司馬さんの本をまた読みたいと思っています。
今日は外出許可を頂いて明日の準備をしております。
明日はベストを尽くします。