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・ハンマー投げは、陸上競技における投擲( とうてき )競技のひとつである。
テキ、チャク
なげう(つ)、す(てる)、ふ(るう)、なぐ(る)
擲
【解字】形声。扌(手)+鄭。
- ながうつ。なげつける。
- さいころをなげて、ばくちをする。
- すてる。
- はねる。はねあがる。ふるう。
- なぐる。こぶしなどで乱暴に打つ。
<新漢語林より>
陸上競技における「投擲競技」は、砲丸投げ・円盤投げ・やり投げ・ハンマー投げの4種。
新聞では間違いなく「投てき」。
御多聞に洩れず、「擲」は常用漢字外なので平仮名表記が圧倒しています。
というか、漢字で書いてるのを見たことある人は居るのだろうか。
参考までに、今秋決定する新当用漢字には含まれていません。
どのスポーツもそうなのかもしれませんが、「投擲」も狩猟や戦闘からきたものだと思います。
所謂「飛び道具」なのでしょう。
予想通り、手榴弾も擲弾(投擲弾)と呼ばれていたようです。
どうでもいい話ですが、、
大リーグレッドソックス松坂大輔投手の祖父は戦時中、手投げ弾の遠投記録保持者だったことは結構有名。
擲つ(なげう-つ) = 投げる + うつ
一粒で二度おいしいみたいで、何だかとっても得をしたような漢字です。
鞭つ(むちう-つ) = 鞭で + うつ
を彷彿させてくれます。
他に変わった読み方として、
ちょうちゃく
打擲
人をぶつ。なぐる。
最後に四字熟語、
「一擲」は、一度に全てをなげうつこと。ひとなげ。
けんこんいってき
乾坤一擲
【意 味】天下をかけた大ばくちのこと。自分の運命をかけて、のるかそるかの大勝負をする。
【解 説】「乾坤」は天と地、「一擲」はサイコロを投げて、
天(奇数)=乾が出るか、地(偶数)=坤が出るかを賭けることの意。