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真珠は国際単位の モンメ で計量する。
もんめ、め
匁
【解字】夂(文)+メ。もと日本で重さの単位「もんめ」を文(モン)とメの合成字で表した。
- もんめ。
- 重さの単位。一貫の千分の一。三・七五グラム。
- 江戸時代の貨幣の単位。一両の六十分の一。
最近、どこかで見たような気がすると思っていたら常用漢字から削除された5文字の中に入っていたんですね。
漢検完全征服の国字一覧表になく常用漢字表に載っているため見落としがちでした。
※最後に注意書きで載ってはいるんですが・・
2010年11月30日に新常用漢字に改定後削除されています。
削除された5文字は「現在使用されることがない」という理由から。
勺 錘 銑 脹 匁
常用漢字から消えるということは、高校までの学習する範囲に入っていないということ。
当然、大学入試からも対象外。
漢検的には、常用漢字を扱う2級の問題には出題されなくなります。
「匁」は「JIS第一水準」の漢字なので、おそらく「準1級配当」になるのではないでしょうか。
詳しくは漢検協会の発表↓を待つことにいたしましょう。
2010/11/30
常用漢字表の改定に伴う日本漢字能力検定の対応について
http://www.kanken.or.jp/pdf/20101130.pdf
1級に限っていえば、常用漢字表の改定に関わらず全て覚えなければならないわけですから、あまり関係ないのかもしれません。新たに2級配当となる196字にしても1級の出題範囲に変わりはないのです。削除される5文字も同じく1級の出題範囲のはずです。
前置きが長くなりました。
わたしがビックリしたのは、モンメが国際取引単位に使われているという事実。
宝石は全てカラットとは思っていなかったけど、真珠の計量は見当もつきませんでした。
匁(もんめ)
真珠の国際取引単位には「もんめ」が使われており重さ(匁)を基準に単価が決まる。
養殖真珠(あこやがい)の産業化に成功したのが日本であったことから日本の尺貫法の単位である匁を用いている。
単位の表記は、mom もしくは、momme。1mom=3.75g
日本の五円硬貨の質量は3.75gで、ちょうど1匁である。
日本で唯一国際単位として使われている「匁」を、”使用頻度が少ない”という理由だけで常用漢字から削除されていいのだろうか。尺貫法の単位が未だに常用漢字として使われているのは文科省は気に入らないのかもしれない。でもこれで日本が国際的に誇れるものの語源を国民が知り得る機会を失ったのかもしれない。
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♪か~ってうれしいはないちもんめ
童謡の「はないちもんめ」は花一匁と書きます。
もっと言うと、「買って嬉しい花一匁」です。
歌の意味はここに記しませんが、すごく悲しい意味が含まれているようです。
そりゃ確かに「常用」ではないかも知れませんが、逆に思いっ切り常用のはずの人名地名に使われる字は対象外だったり、常用漢字表には疑問が多いですね。
いっそ常用漢字なんて廃止してしまえ!
…と、私のブログで書いたことがあったと思います。
廃止となると困る手合いもいるんでしょうけどね。
漢検協会とか、
漢検協会とか、
漢検協会とか、、、
あ、「脹」の字は最近某ブログで見ました。
SKE48のメンバーが、「脹脛」がむくんでるとかなんとか… ^^;
ホント、「常用」ってなんでしょうね。笑
確かに今となっては、「高校卒業までに修得する漢字」しか思い浮かべません。
漢検協会も困るでしょうけど、もっと困るのは教育現場だと思います。
「匁」は常用漢字から外れますが、同じ百貫法の単位で「斤」と「貫」は生き残りますね。
>SKE48のメンバーが、「脹脛」がむくんでるとかなんとか… ^^;
チョウケイと読むのでしょうか。初めて目にしました。
脛が脹らむ病気なのでしょうか。
おっと、AKBではなくSKBなんですね!
わたしはAKBも知りません。。