東北の大地震、そしてそれに伴う大津波や原発の建屋の爆発、町民10000人の存命が未確認・・・。
次々と明らかになる惨状をテレビを通してみるにつけ、何もできない無力な自分と向き合うことになります。
「目の前にあることに向き合う」
「今、為すべきことを為す」
今はそんな気持ちです。
今のボクにできることは、クエストで学んでいる人や、これから学ぶ人たちへ最高の質を提供するための切磋琢磨。
さらには、子ども未来研究所に貢献できることな何か?
真剣に向き合い誠実に事を起こしていくこと。
それでも、いろんなことが頭をよぎり、何もできない自分に苛立ち不安が募るばかりでした。
大阪まで9時間かかった新幹線のなかでは、電話はつながらないし、ニュースも入らない状況の中で出した結論は・・・・
「いたずらに心配をし続けるよりも、今できることをやろう」
そうだ!習いたての呼吸法を!
ひたすら1時間ほど繰り返していました。
呼吸法の加藤先生の言うとおり、呼吸は、自分の中心を明確にしてくれるし、頭に上がってしまっている自分の意識をグランディングさせてくれました。
胆が据わる
この感覚は、日本の武士や、ヨーロッパの騎士が持っていた感覚のような気がします。
「胆が据わる」と、自分が今しなければならないことが鮮明になっていくのです。
『王への手紙』トンケ・ドラフト
しばらく、『星を継ぐもの』のシリーズを読み続けていたために、すっかりSFモードになっていました。
この『王への手紙』は、久々の秀逸の児童文学。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/52/98fa967d12fc0d06ccce18ad8859c3c7.jpg)
ティルリという少年の自立の物語です。
王の騎士になるための4年に一度の儀式の最中に、助けを求める声にこたえたティルリは、騎士になる道を放棄したのと同じでした。
おまけに、その助けに答えるためにした彼の行為は、彼自身の理解を超えた命がけの仕事だったのです。
導かれるままに出会った白い盾の騎士が、彼の死に際にティルリに託した「隣国の王への手紙」をなんとしても届けなくてはならなくなったのです。
まだ騎士になっていないティルリは、その使命を持って、山脈を越えて向こう側の国に向かいます。
その使命を託した白い盾の騎士を襲撃した敵国の騎士たちに追いかけられていく展開は、ゲドが影の存在に追い詰められていく様子にも似ている。
かなりハラハラドキドキさせられました。
ティルリは、生涯の友となる山に住むピアックと出会い、共にこの冒険をやり遂げていくのですが、誰を信じたらいいのか、誰が敵なのかもわからないまま、「自分を信じ」続けていくティルリの姿に、心を打たれます。
大変なときにこそ、自分のなすべきことを最優先にしていくことは、自分の人生の意義を深め、さらに豊かさも与えてくれるのです。
この王に渡すための手紙を届ける道のりにも、たくさんの物語があります。
東北の地震は、天災です。
しかし、人命救助の遅れや原発の不始末による被災者の増加は、どう見ても人災。
“専門家”と呼ばれる人たちの「想定外」を言い続けることで、ますますむなしさを感じます。
専門家って?
想定外って?
大事なことは、そんなことが起きたときの瞬間の判断や対処。
そのことに向けてどんな覚悟をしているのか・・・それこそが専門家ではないでしょうか。
ティルリは、自分の善意で巻き込まれてしまったこの密使の役割を命を賭してやり遂げます。
あきらめてもよさそうな局面においても、彼はそのミッションを決して忘れないのです。
今、自分がなすべきことを誠実に為す。
今、日本がこんな状況下だからこそ、それぞれが「為すべきことを為す」事が大事なのかもしれません。
次々と明らかになる惨状をテレビを通してみるにつけ、何もできない無力な自分と向き合うことになります。
「目の前にあることに向き合う」
「今、為すべきことを為す」
今はそんな気持ちです。
今のボクにできることは、クエストで学んでいる人や、これから学ぶ人たちへ最高の質を提供するための切磋琢磨。
さらには、子ども未来研究所に貢献できることな何か?
真剣に向き合い誠実に事を起こしていくこと。
それでも、いろんなことが頭をよぎり、何もできない自分に苛立ち不安が募るばかりでした。
大阪まで9時間かかった新幹線のなかでは、電話はつながらないし、ニュースも入らない状況の中で出した結論は・・・・
「いたずらに心配をし続けるよりも、今できることをやろう」
そうだ!習いたての呼吸法を!
ひたすら1時間ほど繰り返していました。
呼吸法の加藤先生の言うとおり、呼吸は、自分の中心を明確にしてくれるし、頭に上がってしまっている自分の意識をグランディングさせてくれました。
胆が据わる
この感覚は、日本の武士や、ヨーロッパの騎士が持っていた感覚のような気がします。
「胆が据わる」と、自分が今しなければならないことが鮮明になっていくのです。
『王への手紙』トンケ・ドラフト
しばらく、『星を継ぐもの』のシリーズを読み続けていたために、すっかりSFモードになっていました。
この『王への手紙』は、久々の秀逸の児童文学。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/52/98fa967d12fc0d06ccce18ad8859c3c7.jpg)
ティルリという少年の自立の物語です。
王の騎士になるための4年に一度の儀式の最中に、助けを求める声にこたえたティルリは、騎士になる道を放棄したのと同じでした。
おまけに、その助けに答えるためにした彼の行為は、彼自身の理解を超えた命がけの仕事だったのです。
導かれるままに出会った白い盾の騎士が、彼の死に際にティルリに託した「隣国の王への手紙」をなんとしても届けなくてはならなくなったのです。
まだ騎士になっていないティルリは、その使命を持って、山脈を越えて向こう側の国に向かいます。
その使命を託した白い盾の騎士を襲撃した敵国の騎士たちに追いかけられていく展開は、ゲドが影の存在に追い詰められていく様子にも似ている。
かなりハラハラドキドキさせられました。
ティルリは、生涯の友となる山に住むピアックと出会い、共にこの冒険をやり遂げていくのですが、誰を信じたらいいのか、誰が敵なのかもわからないまま、「自分を信じ」続けていくティルリの姿に、心を打たれます。
大変なときにこそ、自分のなすべきことを最優先にしていくことは、自分の人生の意義を深め、さらに豊かさも与えてくれるのです。
この王に渡すための手紙を届ける道のりにも、たくさんの物語があります。
東北の地震は、天災です。
しかし、人命救助の遅れや原発の不始末による被災者の増加は、どう見ても人災。
“専門家”と呼ばれる人たちの「想定外」を言い続けることで、ますますむなしさを感じます。
専門家って?
想定外って?
大事なことは、そんなことが起きたときの瞬間の判断や対処。
そのことに向けてどんな覚悟をしているのか・・・それこそが専門家ではないでしょうか。
ティルリは、自分の善意で巻き込まれてしまったこの密使の役割を命を賭してやり遂げます。
あきらめてもよさそうな局面においても、彼はそのミッションを決して忘れないのです。
今、自分がなすべきことを誠実に為す。
今、日本がこんな状況下だからこそ、それぞれが「為すべきことを為す」事が大事なのかもしれません。
やっと通信網が通じるようになりました
市内、県内と大変な被害になっていますが、私は無事で暮らしています
しばしば先生の言っている
自分のすべきことできることを探して取り組んで生きたいと思っています
取り急ぎ書き込んでしまいました
みんなが心配、そして応援していることを伝えたいです
本当にありがとうございます!
家を流されてしまった卒業生もいますが、ともかく「生きています!」と言う連絡が何よりの言葉です。
頑張ってくださいね。
そして皆さんの環境が少しでも早く復旧する事を祈っています!