連日の、大震災関連のニュースもそれぞれの避難所の落ち着いた様子の報道に変わってきましたね。
厳しい環境の中で、少しでも居心地の良い環境を自ら作りだそうとする被災者の方々の努力が伝わってきます。
地元の旅館業をやっていた奥さんが、避難所で150人分の食事を作っているニュースがありました。
避難所生活を始めてすぐのことだったそうです。
「じゃぁ、やりましょうか」
そんな一言からのスタートだったようですが、毎朝4時に厨房に入り朝、昼、晩すべての食事の采配をしています。
旅館は津波で全壊。
そのひどい姿を見ている奥さんの悲しげなたたずまいに胸が痛くなります。
それでも、その奥さんは「明日に向けて」毎日の食事を作り続けているのです。
人の役に立つことで、自分の苦しみから少しずつ抜け出しているようでした。
八幡屋さんで始まった切り絵教室は、今は大人気。
先日のブログにも書きましたが、今や毎日ラウンジでカッターを動かしているようです。
多い時には10人を超えるとも・・・。
でも色付けは金曜日だけ。
みんな楽しみにしています。
この切り絵教室が、広野町の人によって広野町に人たちのために運営されている事がすばらしい。
いくら田舎の町とはいえ、町の人どおし全員が知り合いというわけでもない。
その街の人たちが、このホテルのラウンジでお互いに楽しいおしゃべりをしながら切り絵をせっせとやっている。
あの時間の、あのラウンジには子ども村では味わえない、とっても優しくて静かで、そして集中した空気が流れている。
ボクはこの時間が大好きです。
先週の金曜日の夜、切り絵教室のK先生との約束の「飲み会」に行ってきました。
メンバーは、代理先生のKaさんと、K先生に、その上達ぶりに太鼓判を押してもらっているYさん。
ボクたちはさぶと洋子先生。
居酒屋で飲む、
こんな、ボクにとっての日常も、彼らにとっては非日常。
とても楽しい時間を過ごせました。
「柴崎さん。ボクは広野に帰るかもしれない」とKさんがつぶやきます。
「水さえ通れば・・・」
やはり故郷への想いは誰にとっても同じ。
原発の問題さえなければ・・・・・
「広野はね・・・・本当に、本当に美しい町なの・・・いい町なんだよ・・・」
切り絵教室に来ていた女性がしみじみとつぶやいていました。
酒を酌み交わしながらKさんが思いがけないことを言い始めました。
「もし可能ならば、柴崎さんのお手伝いをさせてもらいたい。
もし役に立てることがあるのなら、何だってやりますから!」
驚きました。
今自分にできることがあるのなら・・・・。
そうか、被災者だって役に立ちたいと思っている。
マズローの法則にもあるように、誰だって世のため人のためになりたいって思う事がある。
切り絵教室が、今なお避難所生活を強いられている方々に役立つなら・・・。
「スゴイ!」
感動しました。
Kさんだけでなく隣でKaさんもニコニコしています。
「この八幡屋さんの避難所生活も、もうすぐ終わるでしょ。みんな仮設に移るから。そしたら・・・・」
この人たちは、自分を、今の自分を素直に役立てたいと思っている。
Kさんが丁寧な指導をして、Kaさんがぼそっとなごみの一言を言う。
どこかの避難所でこの二人が、切り絵教室を開いている様子が目に浮かびます。
実現したい!
一緒にそんな現場を作り出したい!
あんまり嬉しくて、ボクたちは地元のカラオケ屋さんに出かけたのでした。
この大震災や原発事故が無ければ、ボクたちは決して出会うこともなかったはず。
でも、出会いがあり、ここでお互いに「何か」を与えあう事が決められていたような気もする。
Kさん、Kaさん、そしてカワイイ子どもたちの母さんのYさん。
楽しかったですねぇ!!
心に残る素敵な時間でした。
厳しい環境の中で、少しでも居心地の良い環境を自ら作りだそうとする被災者の方々の努力が伝わってきます。
地元の旅館業をやっていた奥さんが、避難所で150人分の食事を作っているニュースがありました。
避難所生活を始めてすぐのことだったそうです。
「じゃぁ、やりましょうか」
そんな一言からのスタートだったようですが、毎朝4時に厨房に入り朝、昼、晩すべての食事の采配をしています。
旅館は津波で全壊。
そのひどい姿を見ている奥さんの悲しげなたたずまいに胸が痛くなります。
それでも、その奥さんは「明日に向けて」毎日の食事を作り続けているのです。
人の役に立つことで、自分の苦しみから少しずつ抜け出しているようでした。
八幡屋さんで始まった切り絵教室は、今は大人気。
先日のブログにも書きましたが、今や毎日ラウンジでカッターを動かしているようです。
多い時には10人を超えるとも・・・。
でも色付けは金曜日だけ。
みんな楽しみにしています。
この切り絵教室が、広野町の人によって広野町に人たちのために運営されている事がすばらしい。
いくら田舎の町とはいえ、町の人どおし全員が知り合いというわけでもない。
その街の人たちが、このホテルのラウンジでお互いに楽しいおしゃべりをしながら切り絵をせっせとやっている。
あの時間の、あのラウンジには子ども村では味わえない、とっても優しくて静かで、そして集中した空気が流れている。
ボクはこの時間が大好きです。
先週の金曜日の夜、切り絵教室のK先生との約束の「飲み会」に行ってきました。
メンバーは、代理先生のKaさんと、K先生に、その上達ぶりに太鼓判を押してもらっているYさん。
ボクたちはさぶと洋子先生。
居酒屋で飲む、
こんな、ボクにとっての日常も、彼らにとっては非日常。
とても楽しい時間を過ごせました。
「柴崎さん。ボクは広野に帰るかもしれない」とKさんがつぶやきます。
「水さえ通れば・・・」
やはり故郷への想いは誰にとっても同じ。
原発の問題さえなければ・・・・・
「広野はね・・・・本当に、本当に美しい町なの・・・いい町なんだよ・・・」
切り絵教室に来ていた女性がしみじみとつぶやいていました。
酒を酌み交わしながらKさんが思いがけないことを言い始めました。
「もし可能ならば、柴崎さんのお手伝いをさせてもらいたい。
もし役に立てることがあるのなら、何だってやりますから!」
驚きました。
今自分にできることがあるのなら・・・・。
そうか、被災者だって役に立ちたいと思っている。
マズローの法則にもあるように、誰だって世のため人のためになりたいって思う事がある。
切り絵教室が、今なお避難所生活を強いられている方々に役立つなら・・・。
「スゴイ!」
感動しました。
Kさんだけでなく隣でKaさんもニコニコしています。
「この八幡屋さんの避難所生活も、もうすぐ終わるでしょ。みんな仮設に移るから。そしたら・・・・」
この人たちは、自分を、今の自分を素直に役立てたいと思っている。
Kさんが丁寧な指導をして、Kaさんがぼそっとなごみの一言を言う。
どこかの避難所でこの二人が、切り絵教室を開いている様子が目に浮かびます。
実現したい!
一緒にそんな現場を作り出したい!
あんまり嬉しくて、ボクたちは地元のカラオケ屋さんに出かけたのでした。
この大震災や原発事故が無ければ、ボクたちは決して出会うこともなかったはず。
でも、出会いがあり、ここでお互いに「何か」を与えあう事が決められていたような気もする。
Kさん、Kaさん、そしてカワイイ子どもたちの母さんのYさん。
楽しかったですねぇ!!
心に残る素敵な時間でした。
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