英国の児童文学には、魅力的なものがたくさんあります。
ファンタジーも、児童文学と呼ばれるものも、名作が多く、最近映画で話題の『不思議な国のアリス』もそうです。
でも、なんといっても先ず挙げなければならないのが『アーサー王と円卓の騎士』
実在していたといわれるアーサー王ですが、読み進めているとその不思議なファンタージーの様相を見せてきます。
12人の円卓の騎士たちの物語とともに、心踊らせるお話ばかりですが、なんと言っても「聖杯」の話がたまらない。
ユング派では、こういったスタンダードな物語が、広く、そして長い間世界中で読み継がれている理由は、人間の普遍的な心理構造を踏まえているからだ、と分析しています。
悪や、悪魔との戦いは、シャドウ(影)との戦いと統合の物語
これは、なんと言っても『ゲド戦記』が有名ですが、正義と悪の戦いの物語は普遍的で、ヒーロー系はほとんどがこのタイプですね。
ヒーローとヒロインが結ばれる物語は、アニマ(女性性)アニムス(男性性)統合の物語
女子がこのむタイプで、シンデレラや白雪姫と言ったハッピーエンドの物語。
宝探しのお話は、セルフへの旅(自己実現)の物語
宝島とか、モンテ・クリスト伯・・・。
といった具合。
スタンダードとして読み継がれている、ファンタジー文学や児童文学には、それを読むだけで、ボクたちの心を育てるプロセスであふれているという事なのです。
このアーサー王に影響されたお話はたくさんあります。
以前にも紹介した、ロイド・アリグザンダーの『ブリデイン物語』もそうでした。
そして、今回の『コーンウォールの聖杯』スーザン・クーパー
サイモン、ジェイン、そしてバーニーという3人の子どもたちが、アーサー王から引き継fがれてきた聖杯を探す物語です。

夏の間だけ、暮らすことになる「コーン・ウォール」
この地名を聴いただけで、ピンとくる人もいるでしょう。
まさに、アーサー王の故郷であり、円卓の騎士たちが集まった城のある場所です。
この場所を舞台にした、古文書にまつわる物語です。
これも、「闇の戦いシリーズ」と言う長編につながる元となったお話。
結構重たいハードカヴァーの本でしたから、持ち歩くのが大変。
でもはまりそうです。
こうなったら、I pad買って、ダウンロードして読むというのもいいかもしれない。
ファンタジーも、児童文学と呼ばれるものも、名作が多く、最近映画で話題の『不思議な国のアリス』もそうです。
でも、なんといっても先ず挙げなければならないのが『アーサー王と円卓の騎士』
実在していたといわれるアーサー王ですが、読み進めているとその不思議なファンタージーの様相を見せてきます。
12人の円卓の騎士たちの物語とともに、心踊らせるお話ばかりですが、なんと言っても「聖杯」の話がたまらない。
ユング派では、こういったスタンダードな物語が、広く、そして長い間世界中で読み継がれている理由は、人間の普遍的な心理構造を踏まえているからだ、と分析しています。
悪や、悪魔との戦いは、シャドウ(影)との戦いと統合の物語
これは、なんと言っても『ゲド戦記』が有名ですが、正義と悪の戦いの物語は普遍的で、ヒーロー系はほとんどがこのタイプですね。
ヒーローとヒロインが結ばれる物語は、アニマ(女性性)アニムス(男性性)統合の物語
女子がこのむタイプで、シンデレラや白雪姫と言ったハッピーエンドの物語。
宝探しのお話は、セルフへの旅(自己実現)の物語
宝島とか、モンテ・クリスト伯・・・。
といった具合。
スタンダードとして読み継がれている、ファンタジー文学や児童文学には、それを読むだけで、ボクたちの心を育てるプロセスであふれているという事なのです。
このアーサー王に影響されたお話はたくさんあります。
以前にも紹介した、ロイド・アリグザンダーの『ブリデイン物語』もそうでした。
そして、今回の『コーンウォールの聖杯』スーザン・クーパー
サイモン、ジェイン、そしてバーニーという3人の子どもたちが、アーサー王から引き継fがれてきた聖杯を探す物語です。

夏の間だけ、暮らすことになる「コーン・ウォール」
この地名を聴いただけで、ピンとくる人もいるでしょう。
まさに、アーサー王の故郷であり、円卓の騎士たちが集まった城のある場所です。
この場所を舞台にした、古文書にまつわる物語です。
これも、「闇の戦いシリーズ」と言う長編につながる元となったお話。
結構重たいハードカヴァーの本でしたから、持ち歩くのが大変。
でもはまりそうです。
こうなったら、I pad買って、ダウンロードして読むというのもいいかもしれない。
19期ホリス卒のyumiです☆
「コーンウォールの聖杯」初めて聞きました!
面白そうなので探してみます!!
先生のブログを今読んでちょっとわくわくしました(笑)
わたしは個人的には「思い出のマーニー」が好きです(ユングと関係ない感じですけれど)
『思い出のマーニー』
この作品は、タイムファンタジーのジャンルで、時間を超える作品で、普遍的な心理構造に見合ったスタンダードです。
ユング派の河合先生も評価していました。
女性は、比較的英国のファンタジーを好む人が多いようですね。
ボクも、好きですよ。
『トムは真夜中の庭で』よりも好きでした。
『不思議な国のアリス』は、これらの物語に属していますか?
児童文学は好きですか?
アリスのお話は、子どもの自我の成長の物語ですね。
小さな子どもは、母子一体感覚の中にいます。しかしながらいずれ分離していかなければならないのですが、その際に一時的に心理不安に陥ります。
その不安を埋めるための様々なイマジネーションを働かせるのですが・・・・・
「往きて帰りし物語」というファンタジーの定義に当てはまりますね。
6月から物語の講座があります。
http://www.questnet.co.jp/experience/picture_book.html
詳しく学べますので、機会があればぜひいらした下さい。