とうとう、提訴です。
ジャガー・ランドローバー(JLR)が中国のイボーグのそっくりさん(ランドウインド「X7」)を提訴です。
この写真を見ただけでも、じゅうぶん似ていますね。
しかし、オリンピックのマーク以降、こういう話は法的にはかなり難しいことなんだなという事がわかりました。
似てるだけではダメかもという事です。
しかも、今回は中国ですからね。
私も、10年以上前に中国の広州モーターショーで、現地の営業担当から、「繁さん、CR-Vそっくりの車が出てます。」と聞き、早速その車の所にいってみると、びっくりドンキーそっくり!
といっても、今回のイボーグのような精度が高いものでなく、ヘッドライトや、テールライト、ガラスなどの部品が全くCR-V そのまま?という感じで、ボディはそれらをCR-V 風味で包んだという感じでした。
だから、最初に見た一瞬から直ぐにそっくりというより、「なんか変!」というのが最初の印象で、よく見ると似てる、さらによく見ると、似てるけどこれは違う!
というように、印象が変わっていきました。
さらにその後「なんか変!」の一番の原因がわかりました。
シャーシーが、バンジョウまで付いた板バネFRで、大昔のトラックのシャーシーかな? なんだか地上高がたかい。
その後、これ博物館行きじゃねえ!?って位の楽しさが、わいてきました。
私は当時CR-V の担当で、勿論デザインは散々見ていたので「なんか変!」と思ったのですが、その後、この車が妙に可愛く見えてきたのです。
これをどんな思いで作ったのかな?と思いをはせると~多分、経営者かだれか上の人から、これ作れば売れるからとかなんとか言われて、「そうだよなCR-V 風味の車がこの価格ならオレも買いたいな」とかなんとか思いながら作ったのかな?等と、想像していると少しせつなくなり、出来上がったこれを可愛く思えるようになってきたのです。
となりでは多分いらいらしている営業担当者が、私も怒る事を期待しているのがわかりましたが、なんだか怒れなくて。
そこで、冷静に思ったのですが、これを買うお客さんは、根底にCR-V のことを「憧れ」まではいかなくても基本「良い」と思ってくれている人なんだろう。ヒョットして、お金があったら「ホントはCR-V を買いたい」と思っている人じゃないかな?と。
これが、フェラーリそっくりなら、おれってお金持ち!と言いたい人かもしれませんが、しかも「なんか変!」というデザインなので、そういう系統ではなく、やはり少しはCR-V のこと好きとか良いとか、とにかく好意を持ってくれている人が買うのかな?と思ったのです。
そういうお客さんは、将来的にお金に余裕ができたときには、きっとCR-V を買ってくれるような気がしたのです。
だって、この偽物に乗っている間中、ずっと偽物と思い続け、その思いがお金に余裕ができたら、きっと買おうと思い続けると言うことにつながるのでは?と思ったのです。
つまり、これってCR-V の販促になるのでは?
また、今CR-V を買ってくれているユーザーとこのユーザーではカブラないと言うか、客層がまったく異なると思うのです。
だとしたら、この「なんか変!なクルマ」は、特にCR-V やホンダ車の競合にはならないのではないか。
CR-Vを買ったお客さんにとっても「なんか変!」な似たヤツがいても、そんなに腹立たしくはならないと思います。
となると、ドンドン似た車を作ってもらってもオーケーと言いたいと思うようになりました。(笑)
しかし、ジャガー・ランドローバーのイボーグはランドウインド「X7」と絶対ユーザー層はカブラないと思うのですが、「なんか変!」というレベルではないというとこが問題ですね。
ここまで出来るのは、中国のクルマ作りの環境や技術が上がったのですね。
もうホント、クリソツに作れるようになったということですね。
オリジナルデザインを創造し、それをチャレンジングにマーケットに問うというような事より、とにかく販売の確実度を上げて儲けると言うことが先にきてしまう。
これはわからなくはないが、モノづくりの本質とは異なりますね。
だから、私は中国は怖くない、中国の自動車産業も怖くないと思います。つまり、たいしたとこまでいけません。
お金の為の政治家と同じです。国民、民衆の為の政治家でないとたいした事ないのです。
「たいしたことない」ことは、残念なことだという価値観に世の中がなることが、人の幸せではないでしょうか。
どこの国のユーザーも最後は、儲けるために作ったクルマより、創り手がユーザーの事を想った心が通うクルマが良いに決まっています。
お母さんが夜なべをして編んでくれた手袋は暖かいのです。
儲けの為に、ユーザーを測るような事をして作ったクルマが覇者になることは絶対ないと信じますし、それは「たいしたことない」。
ジャガー・ランドローバー(JLR)が中国のイボーグのそっくりさん(ランドウインド「X7」)を提訴です。
この写真を見ただけでも、じゅうぶん似ていますね。
しかし、オリンピックのマーク以降、こういう話は法的にはかなり難しいことなんだなという事がわかりました。
似てるだけではダメかもという事です。
しかも、今回は中国ですからね。
私も、10年以上前に中国の広州モーターショーで、現地の営業担当から、「繁さん、CR-Vそっくりの車が出てます。」と聞き、早速その車の所にいってみると、びっくりドンキーそっくり!
といっても、今回のイボーグのような精度が高いものでなく、ヘッドライトや、テールライト、ガラスなどの部品が全くCR-V そのまま?という感じで、ボディはそれらをCR-V 風味で包んだという感じでした。
だから、最初に見た一瞬から直ぐにそっくりというより、「なんか変!」というのが最初の印象で、よく見ると似てる、さらによく見ると、似てるけどこれは違う!
というように、印象が変わっていきました。
さらにその後「なんか変!」の一番の原因がわかりました。
シャーシーが、バンジョウまで付いた板バネFRで、大昔のトラックのシャーシーかな? なんだか地上高がたかい。
その後、これ博物館行きじゃねえ!?って位の楽しさが、わいてきました。
私は当時CR-V の担当で、勿論デザインは散々見ていたので「なんか変!」と思ったのですが、その後、この車が妙に可愛く見えてきたのです。
これをどんな思いで作ったのかな?と思いをはせると~多分、経営者かだれか上の人から、これ作れば売れるからとかなんとか言われて、「そうだよなCR-V 風味の車がこの価格ならオレも買いたいな」とかなんとか思いながら作ったのかな?等と、想像していると少しせつなくなり、出来上がったこれを可愛く思えるようになってきたのです。
となりでは多分いらいらしている営業担当者が、私も怒る事を期待しているのがわかりましたが、なんだか怒れなくて。
そこで、冷静に思ったのですが、これを買うお客さんは、根底にCR-V のことを「憧れ」まではいかなくても基本「良い」と思ってくれている人なんだろう。ヒョットして、お金があったら「ホントはCR-V を買いたい」と思っている人じゃないかな?と。
これが、フェラーリそっくりなら、おれってお金持ち!と言いたい人かもしれませんが、しかも「なんか変!」というデザインなので、そういう系統ではなく、やはり少しはCR-V のこと好きとか良いとか、とにかく好意を持ってくれている人が買うのかな?と思ったのです。
そういうお客さんは、将来的にお金に余裕ができたときには、きっとCR-V を買ってくれるような気がしたのです。
だって、この偽物に乗っている間中、ずっと偽物と思い続け、その思いがお金に余裕ができたら、きっと買おうと思い続けると言うことにつながるのでは?と思ったのです。
つまり、これってCR-V の販促になるのでは?
また、今CR-V を買ってくれているユーザーとこのユーザーではカブラないと言うか、客層がまったく異なると思うのです。
だとしたら、この「なんか変!なクルマ」は、特にCR-V やホンダ車の競合にはならないのではないか。
CR-Vを買ったお客さんにとっても「なんか変!」な似たヤツがいても、そんなに腹立たしくはならないと思います。
となると、ドンドン似た車を作ってもらってもオーケーと言いたいと思うようになりました。(笑)
しかし、ジャガー・ランドローバーのイボーグはランドウインド「X7」と絶対ユーザー層はカブラないと思うのですが、「なんか変!」というレベルではないというとこが問題ですね。
ここまで出来るのは、中国のクルマ作りの環境や技術が上がったのですね。
もうホント、クリソツに作れるようになったということですね。
オリジナルデザインを創造し、それをチャレンジングにマーケットに問うというような事より、とにかく販売の確実度を上げて儲けると言うことが先にきてしまう。
これはわからなくはないが、モノづくりの本質とは異なりますね。
だから、私は中国は怖くない、中国の自動車産業も怖くないと思います。つまり、たいしたとこまでいけません。
お金の為の政治家と同じです。国民、民衆の為の政治家でないとたいした事ないのです。
「たいしたことない」ことは、残念なことだという価値観に世の中がなることが、人の幸せではないでしょうか。
どこの国のユーザーも最後は、儲けるために作ったクルマより、創り手がユーザーの事を想った心が通うクルマが良いに決まっています。
お母さんが夜なべをして編んでくれた手袋は暖かいのです。
儲けの為に、ユーザーを測るような事をして作ったクルマが覇者になることは絶対ないと信じますし、それは「たいしたことない」。
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