今年7月末日、文部科学省が中学校の全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)の結果を発表しました。それによると、国語の平均正答率1位は秋田県で、数学は石川県、英語は東京都でした。
ところで、愛知県は国語13位、数学4位、英語3位でした。学力テスト万能の時代は過去のものではないでしょうか。たとえば、服装や態度はその人が歩んできた道を表しているといっても過言でないと思っています。学力だけでなく一般常識も学ばねばならないのでは・・・ 「人は見かけによる」と思いますよ・・・・・。
中学での学力テストは、私の経験から社会での競争に打ち勝つための最初の試練であったと思っています。しかし、世の中、学力(知識・能力)が全てではないはずです。ただ、学力が高いことに越したことはないとも思っています。
社会に出れば、資本主義・基本原理の一つとされる「競争原理」にさらされます。必要とするものを獲得するために他者と競い合い、優勝劣敗の競争を受容する考え方が強く、学校教育の中でも体育・スポーツなどでも競争させ、序列をつけるのも教育の一環だと思います。
ドライでシビアなビジネスの世界でも、やはり最終的には現場を動かしている「人」であって、打算や駆け引きにまみれて生々しくても、最後は「実力」がものをいうと思うのです。
就職の面接で採用を勝ち取る方法に、ビジネスメンタリズム(心理戦略)を使って、「私を採用したならば、素晴らしく業績が上がりますよ」と、採用担当者に思わせるのが「コツ」で、面接時は「さわりだけ」や「雰囲気」を感じてもらう程度にしておきます。
残りは「採用してから・・・」と、全てを語らないのがテクニックで、この手法は、「ツァイガルニク効果」と言われていて、テレビドラマの続きに含みをもたせ「この先はCMの後で・・・!」と、筋書や商品を強く印象付ける方法に似ていて、採用担当者へ自分の情報の全てを与えてはならないのです・・・・・。
競争原理の中で就職をするには、あらゆる方法が考えられ、実践する必要があるのです。