外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

【番外編】学生の決起

2011年01月19日 | 日記
1月19日(水) 晴れ

今日は地元にあるプールに行ってきました。
維坊にはある高級ホテルと高級マンションにはあるらしいのですが、高額なので
行ったことがありません。しかし、仮にお金があったとしても衛生管理が心配なので
行かない可能性が高いですね。
地元にあるプールは以前は町、今は市の施設で安くあまり立派とは言えませんが
それでも久々に温水に浸かる感覚はいいものですね。

昨夜学生とチャットしていたときのこと、たけしから驚愕の話を聞きました。
5つ星レストランでアルバイトに従事している学生のうち日語科の班長(学級委員)が
他の大学の学生を含む総勢約50人を取りまとめてホテルの社長に待遇改善要求を
出したのだそうで、それを社長が呑んだのだそうです。

この学生は授業中は物静かなのですが、しっかり勉強はしているようで、チャットの
日本語は問題ないのですね。また責任感が強いようで、校内の運動競技には
必ず参加しています。(他に出たがる学生がいないのですよね)
今回のアルバイトも元は彼が男子学生を誘ったようなもので責任を感じていたのかも
しれません。社長に直接出向き
「給料が改善されなければ辞める」と突きつけたそうです。
春節を前に大量50人も辞めてしまっては大混乱になりますね。
当初は、いやホテルに到着してから決まったと言ってもいい
【紹介者である外語系書記が1人につき300元の紹介料を徴収する】と条件を
学生側への給料からではなく会社からその書記に支払うことになったのだとか。
当然と言えば当然の話ですが、募集時の話と就業したときの話が異なっている
ことがおかしいのですよね。
当の書記はその場には居合わせなかったようです。恐らくは内密にするのでしょう。

あの物静かで真面目な彼が決起するくらいですから、よほどの覚悟だったのでしょう。
一躍英雄になったわけですが、いつかは書記が知ることになるかもしれません。
実はこの班長という役職はいろいろな特典がついておりまして、なかなか美味しい
思いをするのですが、一歩間違えば外語系NO.3の書記から役職を外されるか
特典の取り消しなど、何かしら操作をされる可能性もあるわけなのです。

2学期に入ってから、何も動きがなければいいが、と少々心配もあります。
もしその動きが明るみに出ることがあれば、私も意見を出そうかと考えています。
学生を金儲けの手段にする、しかも騙してまで。
あまりにも腐りすぎている行為ですからね。
一般の教師が見て見ぬ振りをしていますから、危険な行為だということは
分かっていますが、戻る場所がある外国人だからこそできることだとも思っています。
最長でも3年と思っていますので少々期間が短くなるかもしれませんね。
コメント
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