リアルって何かね?
芝居を10年も20年もやってりゃ、私生活そのものが芝居みたいになってしもてる者もぎょうさんおります(私40年)。
作家は飼いねこの寿命に寄り添って日々悪戦苦闘してる。私もきっちり人生の壁にぶち当たって途方に暮れてるし、他の劇団員も日々の暮らしに追われ毎日必死のぱっちや。どこを切り取っても芝居になりそうな日常をおくりながら、さらにその上に芝居を立ち上げてる日々。自分の人生だけでもやっとやのに人の人生まで考えるやなんて、一言で言うならば、阿呆(馬鹿)の極致です。得てして、社会からはみ出した愚か者の何パーセントかは、確実に俳優とやらですわ。
今日も今日とて、貴重な休みを潰して稽古に通うは阿呆なはみ出し者、我らが「劇団すかんぽ長屋」。あまりにふざけたネーミングのため(別にふざけていませんが)、他団体からは歯牙にもかけてもらえないほど。そんなことは気にもしないのがいつもの私ら。かぶくは我ら(役者・俳優)の常日頃、そんなこたぁかまっちゃいられねぇ・・・おられんわ。さあ、稽古しよ(^^)/