劇団すかんぽ長屋(旧ハレンチキャラメルも)の時代劇は「大いなるマンネリ」とよく言われます。確かに話の運びや、構成もどこかで見たり聞いたりしたものによく似てたりすると思います。
言うならば確信犯的マンネリです。しかし、実はそれはとてもとても些末なことなのです。重要なのは時代劇なのにどこかアングラというのが重要なのです。どれを取っても同じものはない、繰り返しはない、ということにお気づきでしょうか?同じように見えていても同じようには生きておりません。
うちの芝居を毎回、可能な限り1公演2回ご覧になるお客様がいらっしゃいます。違いを楽しんでおられるのですが、毎回、生きている人間がそこにいて、同じ台本なのに全く同じにならない。どちらがお好きですか?もちろんクオリティを下げてはいけません。しかしながら、いつ見ても同じ質感が受け取れるのと、毎回どうなるのかわからないのと(なんか変ですが)。
楽しみ方はそれぞれ。どちらがお好きですか?我々は後者ですかね。なんだかええ加減な感じですみません。不確定要素もうちの持ち味なもんで(^^;)