夕間暮れ、漫画本タイトル「地獄くらやみ花もなき」が脳裏に浮かんだ、なぜか。
朝夕は、少し涼しげな風が吹くようにはなりましたが、まだまだ暑い日が続きます。
オイルを換え、洗濯をし、飯を作り、稽古をし、週末が来る。
劇団 浮狼舎は基本、客演を迎えません(基本ね)。本公演で出演願う場合でも当劇団員とほぼ同じ待遇で参加していただきます。同じようにノルマを払い、同じように稽古をし、同じ釜の飯を食う。もちろん条件提示や相談もアリです。劇団員でない俳優とは必要な条件のすり合わせはします。
基本的に座組み劇団の形を取っており、実際、劇団すかんぽ長屋や神原組(わらわら草紙)は座組み形式で公演をしています。
全員で一座を立ち上げて芝居を打つ。全員が同じように役割を果たし、収益は平等に分配する。顔合わせで一座を立ち上げ、会計精算で解散する。座長も客演も特別扱いしない(立場は別ですが)、一期一会の全員劇団員(一座)システム。それが「座組み(芝居)」です。
最近は、座組みの意味を知っている人も少なくなりました。団体や主催者に寄りかかる参加の仕方が多く見受けられます。俳優が単体で、どこかの団体にゲストとして加わるといった具合。一般的にはこの形が多いですかね。
一緒に一座を立ち上げて、(稽古も含めて)公演期間は同じ釜の飯を食う仲間。終われば一座は解散し、信頼関係だけが残る。これが座組みです(^_^)ノ