『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

菜の花や・・・

2009年03月07日 | 早春の花

菜の花-1(3/7.浜離宮恩賜庭園)

昨日は冷え込んだ冷たい大雨、今日は平年並みの春陽気。

「春に三日の晴れなし」の言葉通りだが、本格的春から清々しい初夏
に向かう試練の日替わりお天気と思い、体調管理に気を付けましょう。

今朝の浜離宮庭園は大手門を入ると辺りに花の芳香が漂っていた、
香りにつられお花畑に向かうと一面黄金の菜の花


菜の花-2(3/7.浜離宮恩賜庭園)

「おぼろ月夜」
  ♪菜の花畠に 入日薄れ 見わたす山の端 霞ふかし
    春風そよ吹く 空を見れば 夕月かかりいて におい淡し♪

菜の花を愛でるのは夕方だと詩情ゆたかな気分になれるのだろうか

春の湿った潤んだ大気を、明るいうちは『霞』と呼び
日が沈むと『おぼろ』と呼ぶのだそうである(歳時記より)。

   菜の花や 月は東に 日は西に   蕪村

蕪村がこの句を詠んだ時は、
日が沈みかけた頃、月が東に出て来たようだが不安定なこの頃の空模様
『おぼろ月』を確かめるにも、天気のご慈悲を仰がねばならぬ。
今夕も雲厚く夕日も月も、お隠れだ


菜の花-3(3/7.浜離宮恩賜庭園)

無粋な戯言を言っている爺の横で、一面の菜の花と、その芳香に感動
したのか、お母さんに連れられた可愛い坊やが走り回っていた。

坊や大きくなったら詩情ゆたかな感性を持った人物になるだろうナ~






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