元気です・・・

言う事はもう何も無い!、しかし・・・やりたい事は山ほど有る!

デジタル一眼の一考  その2

2009-03-02 22:47:39 | カメラ

昨日の続きです~
  
『高画素化が進んできた~』なんて話をしておりましたが、その前にちょこっと言い訳を・・・
ただ単に画素数が多く解像度が高ければ綺麗な写真が写せるって訳ではないですよね。
例えば、600万画素一眼レフカメラと、同じく600万画素のコンパクト機(コンデジ)、そして600万画素の携帯のカメラが有ったとします、画素数が同じでも撮された写真は明らかに違うでしょう!
もちろんレンズだとかカメラ自体の機能の違いもありますが、まぁそれは置いといたとしても、同じ画素数でも、撮した写真に大きな違いが出てしまうのが撮像素子の面積です。
一眼レフカメラはカメラの中ではこの撮像素子の面積がとても大きいため、同じ画素数、同じ解像度でも綺麗な写真になる大きな要因です。
  
今はデジタル一眼の一考ですから、メーカーや機種が違ったとしても、一眼レフはその辺りは同じとして考えを進めることとしましょう!
   
Img_0016
因みに記事に掲載されている写真には何の意図もありません!
  

さてさて、みなさんのPCのディスプレイの解像度はいかほどですか?
大抵は1024×768 あるいは 1280×1024 程度ではないかと思います。
  
またまた脱線してしまいますが・・・
  
この1024×768という数字の単位は、ピクセル、またはドットで、要に「点」のことですよね、横が1024個の点、縦が768の点でディスプレイの画面が構成されているわけで、これが解像度です。
さて、この解像度で見られる画素数は?と言うと、そのまんまかけ算をして1024×768=786432画素・・・
ってことは80万画素のデジカメ写真でも100%では表示できないって事になります~

ですから皆さんWebに写真をUPする時は、当たり前の様に画像をディスプレイに全体表示させるため、縮小リサイズしていることと思います。
この縮小リサイズって作業は元の画像から画素を間引いてるわけで、例えばCanon EOS 1Ds MarkⅢで撮った2110万画素の画像でも、80万画素以下にしてるわけです・・・当たり前ですが・・・
   
Img_0020_2
   
  
皆さんは解像感って言葉を聞いた事があるでしょうか?
解像感ってのは説明しづらいのですが、例えば500万画素の画像と1000万画素の画像、画素数が2倍の2枚の写真を比べた時、思ったほど違わないな~って感じた事はないでしょうか?
解像感を2倍にするには解像度を構成する縦横の数値をそれぞれ2倍にしなければならないので、例えば200x100ピクセルの画像があったとすると、この画像の2倍の解像感を得るには400x200ピクセル必要となります。
画素数で言えば2万画素の画像の2倍の解像感は8万画素必要になるわけです。
ですから500万画素の画像と1000万画素の画像では、解像感は1.4倍でしかないわけで、500万画素の2倍の解像感を得るには2000万画素必要って事なのです。
  
  
何だかまたまた話がずれた~(涙)
    
   
Img_0191
   
そんなわけで、ブログやHPに写真をUPして見せるだけなら、最近のデジ一の様な高画素はまったく必要ないわけなんですよねぇ~
  
でも・・・デジタルの良いところは撮影後にPCで加工が出来るって事です。
『良いな~っ』て思った景色をざっくりと、言わば大ざっぱに写しておき、後で欲しい部分だけをトリミングして切り出す。
広角気味に大きく、そして沢山撮っておいて、『後で良いとこだけ~』・・・こんな写し方をする人には、この高画素は大きくモノを言うでしょうネ。
2000万画素の画像なら単純に4分の1に画像をカットしたとしても500万画素の解像度が得られるわけですから!
  
ただ、自分はフィルムで写していた頃の癖なのか、こんな撮り方はほとんどしません。
カメラを向けた時にファインダーに入って来た画像が全て、そのまま写真になるって事がほとんどです。
トリミングはレポートの写真だったり説明用の写真の時だけですかね・・・
   
高画素の利点はもちろんそんな事だけではありませんですが・・・
  
とにかく、『どんなカメラが良いかな~』ってのは、撮った画像をどう使うかってとこが大きいですよね。
   
   
    
つづく・・・・
   
        

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デジタル一眼の一考

2009-03-01 20:54:16 | カメラ

先日TVで、「近頃 デジタル一眼レフカメラにはまる女性が増えている」って特集をしていました、ほとんどが主婦でしたが、特集番組を見る限り、なかなか皆さん高価なカメラを使っておりました。
  
自分は素人ですし、随分とピンボケで的外れかもしれませんが、ちょこっと思った事を書こうと思いますので、ご容赦下さい。
  
     
自分が、デジタルの一眼レフカメラについて何の知識もなく、初めてデジ一を買おうと思った時、知人やカメラやさんの店員さんからよく聞いたことは、『このカメラだとフィルム一眼の約1.5倍のズーム倍率になりますヨ!』ってことでした。
もちろん自分がそれまでフイルム一眼を使ってた事、レンズを数本所有している事、それに購入しようと思ってたデジ一がAPS-Cサイズの機種だった事を承知でのアドバイスでした。
  
Img_0015

その頃は広角を使用する頻度が少なく、どちらかと言えば望遠側に欲があった自分は
『そりゃぁいいじゃん!』 と思ったもんです。
200mmのレンズが300mmになるんですから・・・(まぁ それもついこの間の事なんですよね!・・・)
  
でも『約1.5倍のズーム倍率になりますよ!』ってのは、解り易く説明しただけで、その実まったく違うこと言ってるんですよね。
考えてみれば(考えなくてもですが・・・)フイルムカメラ(35mm)やデジタルでもフルサイズと言われる35mmの高級機種とAPS-Cサイズの機種を比較しても、同じ焦点距離のレンズを使う限り、けして焦点距離が変わるわけでもありませんし、撮影倍率がこれ又変わらないのも当然です。
  
じゃぁ何故1.5倍なんて言うんでしょう?
  
それは、簡単に言えば写り込む側である、センサーの写り込むサイズの違いによるものなんですよね
同じ被写体を、同じ焦点距離、同じ倍率で撮ろうとしても、その画像を受け取る側のセンサーが大きいか小さいか、大きければ広い範囲を写し込めますし、小さければ狭い範囲しか写し込めないってことです
そして、そのそれぞれに写し込んだ画像を、同じサイズとして見た場合、広くを写し込んだフルサイズより、狭い範囲を写し込んだAPS-Cサイズの方が約1.5倍大きく写っている様に見えるって事だけなんですよね。
  
画素数等々で若干語弊はありますが、言い方を変えれば、フルサイズで撮った画像をAPS-Cサイズにトリミングし、大きさを同じにして比較している様なもの・・・かな?
(まぁ、このデジ一35mmカメラの画角をフルサイズと言うのも、『ちょっとなぁ~?』とは思いますが・・・まぁそれはおいといて・・・)

  
そして、一眼レフのカメラで写真を撮る上で大きな魅力が、背景の“ボケ”ですよね。
センサーの写し込めるサイズの違いで、差が出てくるのが、このボケになってくるわけです、というのも、例えばフルサイズのカメラに50mmのレンズを付けてバックをボカしたポートレート写真を撮ったとします、そしてそれと同じボケのポートレート写真をAPS-Cサイズのカメラで撮るには、当然やはり50mmのレンズを使わなくてはなりません、しかし撮った画像は約1.5倍にズームされた様な画像になります。
じゃぁ同じ程度倍率の写真を撮るため35mmのレンズを使ったとすれば背景のボケは違ってきますし、50mmのレンズで撮影位置を変えたとしても、やはり同じボケ具合にはならなくなります。

まぁ、それは逆の事も言えるわけですが・・・。
  
“大は小を兼ねる”ってところでフルサイズの方がAPS-Cサイズよりボケがいいってのはこんな事からなんでしょう。
  
      
Img_0005
  
なら、「APS-Cサイズよりフルサイズの方が良いじゃん」と思いますが、全てに於いてそうともばかり言えるわけではありませんよね。

だってフルサイズのデジ一なんて高くって買えないですもん・・・

コストについては現在大きな隔たりがあります、まぁ、当然それだけ機能的な違いもあるようですが。
それに照準から広角側は当然フルサイズの方が良いようですが、望遠側に至ってはAPS-Cサイズの方に分が有るって意見も多いようですヨ。
  
   


あと・・・、『どんなカメラがいいかな~」って考えた時、大きく加味しなければならないのが撮った画像の使い道ですよね。

写真にして大~~きく引き延ばすのか、それほど大きく引き延ばすことはないのか、それともPCなどで見るだけ?WebにUPする?画像を加工する?
  
そんな使い道が様々なのもデジタルの良いところでしょうが、カメラ選びには、そんなところも考えないとですよね。
  
Img_0008
   
このところデジ一は高画素化が随分と進んできました、先だって発売されたCanonの5D MarkⅡは2110万画素ですし、ライバル機とされるSonyのα900は2460万画素、NikonのD700は1210万画素ですが、その上位機のD3xは2450万画素、Canonの50DはAPS-Cサイズですが1510万画素です 。
  
しかし、そこまでの高画素が必要なのかどうか・・・?

ポスターにするほど大きく引き延ばすのなら、もっと高画素でもいいでしょうが、Lサイズ・2Lサイズにプリントするなら500万画素でも充分、A3程度の大きさに引き延ばすとしても600万画素から800万画素でも充分綺麗です。
  
ブログにUPしたりHPで紹介する場合も、それほどの高画素は必要有りませんよね。
それどころか、ブログなどにUPする場合、例えばNikonのD40の600万画素の写真をサイズダウンした方がキレがあって綺麗な場合も多々あるようです。
   
じゃぁ高画素のカメラは、どんな時にいいの?って事ですよね・・・
        
   
   
つづく・・・                                    

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