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だれかと共有したいものに出会った時 - 写真にこもった思い

2018年03月30日 | 近況

P25のみなさん お元気ですか?

だれからも見捨てられているこのブログですが いつまでもお正月の記事というのが

哀れと思って出てきました。服部@名古屋です。

今朝の日経新聞に東日本大震災の時に津波に流されてひどく傷んでしまった写真を洗浄し、

復元するボランティア活動をしている写真家、高橋宗正さんがコラムを書いていました。

ボランティアを募って毎週末被災地に通い、これまでに75万枚の写真を洗浄して

復元されたそうです。津波の後、自衛隊員が水に浸かってしまった写真やアルバムを回収

し これをボランティアが洗浄し、乾かして復元し、被災者のもとに届けました。

写真をなくしてしまったと思っていた方たちはどんなに喜ばれたでしょう。

阪神大震災でご実家が全壊し 以前の写真が一枚もないと言っていた世戸君のことを

思い出しました。私も去年のパソコンのトラブルで写真をなくしてしまってほんとうに

ショックでした。(これはあとからなんとかデータをもどせたんですが)

 高橋さんは 一時はこんな大災害に際して 写真なんか役に立たないと思ったそうです。

でもコラムの最後に「人は楽しい時、だれかと共有したいものに出会った時、忘れたくないものが

ある時に写真を撮る。アルバムには人生の良かった記憶のダイジェストが残る。写真の価値は

記憶の価値に等しい。撮影した人の思いも記憶して運ぶ。今はもう 写真が役に立たないなんて

思わない。」と書いておられ、胸を打たれました。

 私も写真が好きで ずっと以前からなにかと写真を撮っては妹や友人たちとやり取りして

いました。まさにこんな気持ちで。それが今のインスタグラムにつながっていると思います。

 

今日の一枚です。うちの裏庭にある真っ白な椿。