楠ヶ丘25P仲間の広場

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ひな祭り

2021年03月06日 | イヴェント

コロナウィルスの感染はまだ収まらず、ワクチンの接種も進まず、先が見通せないまま

マスクを着用、手を消毒の日々。もう3月になってしまいました。服部@名古屋です。

クラスメートのみなさん、どなたも感染せずお元気だといいのですが。

コロナウイルスのおかげで 近くに住んでいる孫ともなかなか会えず、今年のお雛様は

我が家の仲良し(高齢者)3人組(義母、夫、私)というあまり盛り上がらないメンバーで

お祝いしました。

一刀彫(木彫り)のお人形は義父が大事にしていたもので 昔の家にはよく飾られていました。

今回初めて食卓に飾ったのですが 衣装に塗られている金が夜の光に怪しく煌めきます。

だんだん手抜きになってきていますが ちらし寿司も作りました。

高いので毎年躊躇しますが ハマグリも買ってお吸い物に。イカと分葱のぬたは実家の母

の好きだった料理でこの季節には食べたくなります。

ひな祭りの和食に合わせてお酒は浦霞(仙台の銘酒)、飲むのは夫と義母だけですが、、

義母は上機嫌で「灯りをつけましょ、雪洞に~」と久しぶりに歌も出ました。

 

うちのお雛様は義母の初節句(大正15年)の時のものです。

手のひらに乗るほどの小さなサイズで 三人官女なし、五人囃子だけという変則的な

ものです。義母は6人兄弟の4番目で(兄が3人)、初めて生まれた娘に喜んだ彼女の父が

ちょっと上等なのを買った、、と聞いています。衣装の色が褪せておらず 94年前のものとは

思えない鮮やかさ、義母は「毎年飾っていた」というのですが 私はずっとしまってあったのでは、

と疑っています。子どもは男の子一人だけだったし、お雛様に友達をよんでパーティをするタイプ

でもないし。私はみんなに見ていただきたいので玄関に飾っています。

お雛様のテーブルの写真を撮るのはお友達に報告したり、インスタグラムに載せたりする

ためでもありますが、だんだん年を取ってきて、「こういうことがいつまでできるかなあ、」

と寂しい考えが頭を去来するからでもあります。

お雛様を出したり、しまったり、食卓を演出したり、買い出しして料理したり、するには

気力も体力も必要でだんだんできなくなるだろうと思います。できなくなった時のために

記録を残しておこうとしているらしいです。来年もできるかな、、