コロナウィルスの感染はまだ収まらず、ワクチンの接種も進まず、先が見通せないまま
マスクを着用、手を消毒の日々。もう3月になってしまいました。服部@名古屋です。
クラスメートのみなさん、どなたも感染せずお元気だといいのですが。
コロナウイルスのおかげで 近くに住んでいる孫ともなかなか会えず、今年のお雛様は
我が家の仲良し(高齢者)3人組(義母、夫、私)というあまり盛り上がらないメンバーで
お祝いしました。
一刀彫(木彫り)のお人形は義父が大事にしていたもので 昔の家にはよく飾られていました。
今回初めて食卓に飾ったのですが 衣装に塗られている金が夜の光に怪しく煌めきます。
だんだん手抜きになってきていますが ちらし寿司も作りました。
高いので毎年躊躇しますが ハマグリも買ってお吸い物に。イカと分葱のぬたは実家の母
の好きだった料理でこの季節には食べたくなります。
ひな祭りの和食に合わせてお酒は浦霞(仙台の銘酒)、飲むのは夫と義母だけですが、、
義母は上機嫌で「灯りをつけましょ、雪洞に~」と久しぶりに歌も出ました。
うちのお雛様は義母の初節句(大正15年)の時のものです。
手のひらに乗るほどの小さなサイズで 三人官女なし、五人囃子だけという変則的な
ものです。義母は6人兄弟の4番目で(兄が3人)、初めて生まれた娘に喜んだ彼女の父が
ちょっと上等なのを買った、、と聞いています。衣装の色が褪せておらず 94年前のものとは
思えない鮮やかさ、義母は「毎年飾っていた」というのですが 私はずっとしまってあったのでは、
と疑っています。子どもは男の子一人だけだったし、お雛様に友達をよんでパーティをするタイプ
でもないし。私はみんなに見ていただきたいので玄関に飾っています。
お雛様のテーブルの写真を撮るのはお友達に報告したり、インスタグラムに載せたりする
ためでもありますが、だんだん年を取ってきて、「こういうことがいつまでできるかなあ、」
と寂しい考えが頭を去来するからでもあります。
お雛様を出したり、しまったり、食卓を演出したり、買い出しして料理したり、するには
気力も体力も必要でだんだんできなくなるだろうと思います。できなくなった時のために
記録を残しておこうとしているらしいです。来年もできるかな、、